<27日の注目銘柄>(1)=新光電工、ネットワン、エスティックなど

▽新光電気工業 <6967>
19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高378億円(前年同期比11.4%増)、営業利益26.1億円(同5.2倍)。プラスチックBGA基板はスマートフォン等のメモリー向けに旺盛な需要が継続し、半導体製造装置向けセラミック静電チャックも伸長。リードフレームはエッチングリードフレームが堅調に推移し、サーバー向けのフリップチップタイプパッケージ、ヒートスプレッダーの受注も増加した。好調な業績推移を踏まえ会社側は、上期の営業利益予想を31億円から38億円(前年同期比2.2倍)に、通期を71億円から77億円(57.2%増)に引き上げている。
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▽ネットワンシステムズ <7518>
19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高334億円(前年同期比12.2%増)、営業利益15.1億円(同3.6倍)。市場別ではエンタープライズ(ENT)市場、通信事業者(SP)市場、パブリック(PUB)市場、パートナー事業の全てが増収増益となったが、営業利益については特にSPが7.1億円(同3.2倍)、パートナーが6.9億円(同3.1倍)に伸ばして全体をけん引した。会社側は上期の予想営業利益27億円(同16.8%増)を据え置いたが、第2四半期の営業利益は計算上11.9億円(同37.3%減)にとどまり保守的な印象。
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▽エスティック <6161>
19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高16.8億円(前年同期比75.8%増)、営業利益4.1億円(同60.7%増)。主力販売先の自動車産業で、好調な業績を背景に積極的な設備投資が継続する中、ハンドナットランナ、ナットランナ、ネジ締付装置の需要が拡大。大幅増収・増益を達成した。会社側は上期の予想営業利益7億200万円(同10.0%増)を据え置いたが、第2四半期の営業利益は計算上2億8800万円(同24.2%減)にとどまり保守的な印象。
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▽ローランド ディー.ジー. <6789>
18年12月期上期の業績予想を修正。売上高は従来の215億円から209.7億円(前年同期比2.1%減)に減額したが、営業利益は13億円から17.8億円(同30.0%増)に引き上げている。プリンターの主要市場の一つのサイン市場向けプリンターの販売低調で売上高は未達となるが、販管費が計画を下回ったことで営業利益は一転、大幅増益となる見込み。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<27日の注目銘柄>(1)=新光電工、ネットワン、エスティックなど
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2018-07-26 18:00