<31日の注目銘柄>(1)=冶金工、黒崎播磨、ポーラオルHなど

▽日本冶金工業 <5480>  19年3月期上期および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の700億円から710億円(前年同期比34.5%増)に、営業利益を43億円から54億円(同6.4倍)にそれぞれ増額。通期は上期の増額分を上乗せする形で予想売上高1430億円(前期比20.1%増)、営業利益95億円(同2.3倍)としている。高機能材の需要が堅調に推移する中、ニッケル等原材料や副資材価格の上昇対応した販売価格の適正化が利益の押し上げに働いた。同時に発表した19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高358億円(前年同期比25.2%増)、営業利益29.3億円(同2.1倍)と好調に推移。           ◆ ▽黒崎播磨 <5352>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高354億円(前年同期比20.0%増)、営業利益29.6億円(同42.4%増)。原料等価格上昇分の販売価格への転嫁や、海外子会社の売上増等により、「耐火物事業」が営業利益を18.8億円(同48.5%増)に伸ばして全体をけん引。「ファーネス事業」も大型工事案件の貢献により、営業利益5.3億円(同2.0倍)と好調に推移した。これを踏まえ会社側は、従来未定としていた上期の業績予想について、新たに売上高690億円(前年同期比17.6%増)、営業利益51億円(同31.7%増)とし、通期は予想売上高を1340億円から1390億円(前期比12.1%増)に引き上げ、営業利益を新たに108億円(同27.1%増)とした。           ◆ ▽ポーラ・オルビスホールディングス <4927>  18年12月期上期の連結業績は、売上高1253億円(前年同期比6.7%増)、営業利益231億円(同10.3%増)。主力の「ポーラ」ブランドが、国内既存顧客向けの好調に加え、中国・香港・免税市場向けの拡大により、営業利益を183億円(同13.8%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を35億円超過している。           ◆ ▽ファンケル <4921>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高308億円(前年同期比19.0%増)、営業利益44.9億円(同3.7倍)。国内需要の堅調な推移、旺盛なインバウンド需要を背景に、主力の化粧品関連事業および栄養補助食品関連事業が好調に推移。大幅増収・増益を達成した。これを踏まえ会社側は営業利益予想について、上期を従来の38億円から65億円(同74.0%増)に、通期を95億円から122億円(前期比44.4%増)に引き上げている。           ◆ ▽キッツ <6498>  上限20億円、200万株(自己株式を除く発行済株式数の2.05%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年8月6日-18年12月30日。資本効率の向上、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実施、および株主への利益還元が目的。同時に発表した19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高328億円(前年同期比11.8%増)、営業利益26.5億円(同36.7%増)。主力の「バルブ事業」が、国内における半導体製造設備向けの好調、建築設備向けの価格改定効果、アジアにおける半導体製造設備向けの好調などで営業利益を34.4億円(同30.1%増)に伸ばし、全体をけん引した。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <31日の注目銘柄>(1)=冶金工、黒崎播磨、ポーラオルHなど
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2018-07-30 18:00