<3日の注目銘柄>(1)=スズキ、日触媒、板硝子など

▽スズキ <7269>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高9875億円(前年同期比13.6%増)、営業利益1165億円(同36.9%増)。「スペーシア」、「クロスビー」の貢献で「日本」が営業利益507億円(同7.4%増)と順調に推移する中、「スイフト」、「ディザイア」、「バレーノ」、「ビターラ・ブレッツァ」などインドの販売好調で「アジア」が営業利益を536億円(同64.0%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益の通期予想(前期比9.1%減の3400億円)に対する進ちょく率は34.3%となっている。          ◆ ▽日本触媒 <4114>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高892億円(前年同期比11.1%増)、営業利益82.4億円(同9.1%増)。「基礎化学品」は増収・減益だったが、SAP(高吸水性樹脂)を擁する「機能性化学品」が、スプレッド(売価と原材料価の値差)は縮小しつつも生産・販売数量増、加工費の減少などで営業利益を43.1億円(同28.7%増)に伸ばして全体をけん引した。会社側は上期の連結営業利益予想120億円(同14.5%減)を据え置いたが、第2四半期(7-9月)の営業利益は計算上37.6億円(同41.9%減)にとどまり、かなり保守的な印象。           ◆ ▽日本板硝子 <5202>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績(IFRS)は、売上高1584億円(前年同期比9.1%増)、営業利益96.9億円(同12.6%増)。「建築用ガラス」は営業利益53.2億円(同10.5%減)にとどまったが、「自動車用ガラス」が主にVA(高付加価値)製品の比率改善による欧州の好調な推移により、営業利益を48億5500万円(同20.4%増)に伸ばして全体をけん引。「高機能ガラス」も営業利益18.5億円(同71.0%増)と好調に推移する中、連結営業利益の上期予想(同2.1%増の180億円)に対する進ちょく率は53.8%となっている。           ◆ ▽東京建物 <8804>  18年12月期上期の連結業績は、売上高1423億円(前年同期比50.7%増)、営業利益294億円(同2.2倍)。「ビル事業」が営業利益169億円(同9.4%増)と順調に推移する中、住宅分譲における「Brillia Towers 目黒」(東京都品川区)、「ザ・ガーデンテラス目黒」(東京都品川区)等の売上計上で「住宅事業」が営業損益126億円の黒字(前年同期は9.8億円の赤字)となって全体をけん引。「アセットサービス事業」も営業利益40.6億円(同65.6%増)と好調に推移した。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <3日の注目銘柄>(1)=スズキ、日触媒、板硝子など
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2018-08-02 17:45