日経平均終値は8円安、米雇用統計発表を前に利益確定売りも

 4日の日経平均株価終値は、8円11銭安の1万5063円77銭と小反落。  前日のNYダウが過去最高値更新後にマイナス転換したことや、ドル・円がもみ合いとなったことから、日経平均は66円安の1万5005円で寄り付き。  午前11時過ぎに買いの勢いが強まり、日経平均はプラス転換、1万5100円に接近する場面があったものの、後場に入ると利益確定売りに押され、小幅安水準に押し戻されて取引を終えた。  個別では、2月中間期決算が好調となったUSEN <4842> や、ドイツ企業と正極材の合弁事業に向け協議を開始した戸田工業 <4100> などが急騰。株式分割を発表したクスリのアオキ <3398> やN・フィールド <6077> 、前2月期業績の好調が報じられた乃村工芸社 <9716> も高い。  また、不動テトラ <1813> や福田組 <1899> 、三井住友建設 <1821> などゼネコン株の一角が動意付いた。  一方、1Qが好決算ながら業績予想を据え置いた不二越 <6474> が売られたほか、今2月期が営業益2割増を計画したクリーク・アンド・リバー社 <4763> や、前2月期の業績予想を下方修正したユニーグループ・ホールディングス <8270> などが弱含んだ。  ほかにも、前日まで5営業日で株価が2.4倍に値上がりした日本通信 <9424> が大幅反落、主力株ではソフトバンク <9984> の下げも目に付いた。  業種別では、不動産、ノンバンク、海運、石油・石炭製品株が堅調となったが、情報通信、精密機器、卸売、自動車株などは弱い動きとなった。(編集担当:片岡利文)
4日の日経平均株価終値は、8円11銭安の1万5063円77銭と小反落。
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2014-04-04 14:45