<7日の注目銘柄>(1)=太陽誘電、ホトニクス、日製鋼など

▽太陽誘電 <6976>
19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高596億円(前年同期比10.2%増)、営業利益59.8億円(同75.3%増)。スマートフォンなど通信機器の高機能・高性能化によるコンデンサ需要の増加、および自動車の電装化、産業機器の電子化に伴う大型・高耐圧・高信頼の部品需要の増加により、主力の「コンデンサ」が売上高を362億円(同26.1%増)に伸ばして全体をけん引。大幅増益を達成した。これを踏まえ会社側は、上期の予想営業利益を従来の95億円から130億円(同48.1%増)に、通期予想を210億円から245億円(前期比21.2%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽浜松ホトニクス <6965>
18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の連結業績は、売上高1076億円(前年同期比12.2%増)、営業利益215億円(同30.5%増)。「電子管事業」が、分析分野中心の堅調な需要で営業利益を148億円(同17.1%増)に伸ばす中、「光半導体事業」が、半導体製造・検査装置向けイメージセンサ等の好調、FA分野におけるフォトIC、フォトダイオード、LEDの拡大などで営業利益を169億円(同27.0%増)に伸ばして全体をけん引した。会社側は通期の連結営業利益予想266億円(前期比16.4%増)を据え置いたが、第4四半期(7-9月)の営業利益は計算上50.8億円(前年同期比20.2%減)にとどまり保守的な印象。
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▽日本製鋼所 <5631>
19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高547億円(前年同期比22.9%増)、営業利益69.9億円(同53.8%増)。クラッド鋼管の貢献で「素形材・エネルギー事業」が営業利益を11.1億円(同7.2倍)に回復させる中、「産業機械事業」が樹脂製造・加工機械、および成形機の増加などで営業利益を64.2億円(同33.5%増)に伸ばして全体をけん引した。これを踏まえ会社側は、上期の予想営業利益を従来の100億円から110億円(同9.0%増)に、通期予想を220億円から230億円(前期比11.8%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽ニチアス <5393>
19年3月期第1四半期(18年4-6月)連結業績の推移を踏まえ、上期の予想売上高を従来の1010億円から1050億円(前年同期比14.0%増)に、営業利益を103億円から115億円(同20.1%増)にそれぞれ増額。通期は予想売上高を2050億円から2100億円(前期比6.3%増)に、営業利益を215億円から220億円(同3.0%増)に引き上げている。第1四半期に「工業製品部門」、「プラント向け工事・販売部門」を中心に全社業績が堅調に推移したことがその要因。
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▽北の達人コーポレーション <2930>
上限4億円、70万株(自己株式を除く発行済株式数の0.50%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年8月13日-19年2月28日。資本効率の向上を通じた株主への利益還元、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行が目的。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<7日の注目銘柄>(1)=太陽誘電、ホトニクス、日製鋼など
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2018-08-06 18:00