<10日の注目銘柄> =ヨータイ、ニプロ、ロートなど

▽ヨータイ <5357>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高66.8億円(前年同期比23.5%増)、営業利益12.5億円(同2.5倍)。世界景気の回復を背景とした主要得意先の鉄鋼メーカーやセラミックス関係等の旺盛な需要により、「耐火物等」が営業利益を14.5億円(同2.3倍)に伸ばして全体をけん引した。これを踏まえ会社側は、上期および通期の業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の120億円から130億円(前年同期比17.9%増)に、営業利益を12億円から21.5億円(同84.3%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を240億円から250億円(前期比3.2%増)に、営業利益を24億円から36億円(同1.1%増)に引き上げている。           ◆ ▽ニプロ <8086>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高1032億円(前年同期比10.3%増)、営業利益75.0億円(同21.9%増)。「医薬関連」は営業利益21.4億円(同34.6%減)にとどまったが、「医療関連」が、特に透析関連製品のHDFフィルターと透析装置の貢献で営業利益を111億円(同42.8%増)に伸ばして全体をけん引。会社側は上期の連結営業利益予想99.0億円(同13.9%減)を据え置いたが、第2四半期(7-9月)の営業利益は計算上24.0億円(同55.1%減)にとどまり保守的な印象。           ◆ ▽ロート製薬 <4527>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高406億円(前年同期比13.4%増)、営業利益50.6億円(同47.4%増)。地域別では高付加価値品が好調を持続し、インバウンド需要も堅調な「日本」が営業利益を28.3億円(同45.1%増)に伸ばして全体をけん引。「アジア」も営業利益19.2億円(同45.6%増)と好調に推移した。製品別売上高は、「アイケア」が89億円(同17.2%増)、「スキンケア」が262億円(同13.4%増)で、連結営業利益の通期予想(前期比2.2%増の195億円)に対する進ちょく率は26.0%となっている。           ◆ ▽大日本印刷 <7912>  19年3月期第1四半期(18年4-6月)の連結業績は、売上高3430億円(前年同期比0.2%減)、営業利益120億円(同45.2%増)。「情報コミュニケーション」が営業利益61.0億円(同21.4%増)と順調に推移する中、有機ELディスプレイ向けの需要増や、液晶テレビの画面サイズの大型化を背景とした光学フィルム関連の伸長で「エレクトロニクス」が営業利益を98.7億円(同55.9%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益の通期予想(前期比1.4%増の470億円)に対する進ちょく率は25.4%となっている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <10日の注目銘柄> =ヨータイ、ニプロ、ロートなど
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2018-08-09 18:15