新和内航海運は好業績等を評価し反発のタイミング

  新和内航海運 <9180> (JQS)の株価は全般地合い悪化の影響で1月高値圏から一旦反落したが、強基調は維持しているようだ。好業績や低PERを評価して反発のタイミングだろう。   NSユナイテッド海運 <9110> の子会社である。鉄鋼メーカー向けの原料炭・石灰石・鋼材、電力向けの石炭、建設向けのセメントなどを輸送する内航海運事業を主力として、港湾運送事業やLPGタンクローリー等輸送事業なども展開している。   前期(14年3月期)連結業績見通し(10月25日に2回目の増額)は売上高が前期比8.0%増の205億80百万円、営業利益が同56.2%増の18億30百万円、経常利益が同49.8%増の17億60百万円、純利益が同41.0%増の11億円としている。   内航海運事業、港湾運送事業とも主要荷主である鉄鋼関連、セメント関連、石炭火力発電関連、震災復興関連の貨物輸送量が高水準に推移している。増収効果、運行効率向上効果、諸経費圧縮効果などで、燃料価格上昇などのコストアップ要因を吸収して大幅増益見込みだ。第3四半期累計(4月~12月)進捗率は売上高が75.0%、営業利益が76.5%、経常利益が77.0%、純利益が83.8%と順調な水準だったため、通期3回目の増額の可能性もあるだろう。   株価の動きを見ると、好業績を評価して1月31日に昨年来高値660円を付けたが、全般地合い悪化の影響で急反落して2月4日に503円、2月6日に511円まで下押す場面があった。その後はやや小動きとなり、概ね550円近辺で推移している。   4月4日の終値553円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円10銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS568円15銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、下値を切り上げる強基調は維持している。サポートラインの26週移動平均線が接近して反発のタイミングだろう。低PERも支援材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
新和内航海運<9180>(JQS)の株価は全般地合い悪化の影響で1月高値圏から一旦反落したが、強基調は維持しているようだ。好業績や低PERを評価して反発のタイミングだろう。
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2014-04-07 09:15