<10日の注目銘柄> =カナモト、日駐、夢真HDなど

▽カナモト <9678>  18年10月期第3四半期累計(17年11月-18年7月)の連結業績は、売上高1251億円(前年同期比7.0%増)、営業利益134億円(同10.9%増)。主力の「建設関連」が営業利益を125億円(同12.7%増)に伸ばして全体をけん引した。同事業では、工事量の地域間格差が一部で顕在化する中、国内営業基盤の拡充のため、九州地区に初の営業拠点と大型集約機材センターを開設。関連各社へのバックアップ体制の整備、グループシナジー向上を図った他、新幹線延伸工事や高速道路の維持補修工事向けた機械の充実、新システムを活用した業務改善、既存のレンタル用資産の稼働向上に向けた適切な資産配置に注力した。会社側は通期の予想営業利益173億円(前期比4.0%増)を据え置いたが、第4四半期(8-10月)の営業利益は計算上39億円(前年同期比14.3%減)にとどまり保守的な印象。         ◆ ▽日本駐車場開発 <2353>  上限6億円、300万株(自己株式を除く発行済株式数の0.89%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年9月10-30日。株主還元および資本効率の向上と、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るため。同時に発表した18年7月期の連結業績は、売上高228億円(前期比3.6%増)、営業利益35.3億円(同15.2%増)。「駐車場事業」が営業利益29.1億円(同6.5%増)と順調に推移する中、「スキー場事業」が営業利益を6.2億円(同41.4%増)に伸ばして貢献度を高めた。続く19年7月期は連結売上高247億円(同8.5%増)、営業利益42億円(同18.9%増)を計画している。             ◆ ▽夢真ホールディングス <2362>  18年9月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の390億円(前期比27.8%増)を据え置いたが、営業利益を45億円から54億円(同2.3倍)に引き上げている。技術者採用および定着率が想定を上回る中、稼働率および派遣単価が改善した。             ◆ ▽燦ホールディングス <9628>  19年3月期上期および通期の業績予想を上方修正。上期は営業収益を従来の95億円から100億円(前年同期比6.4%増)に、営業利益を8.7億円から13.8億円(同37.3%増)にそれぞれ増額。通期は営業収益を201億円から206億円(前期比2.6%増)に、営業利益を23億円から27.6億円(同3.8%増)に引き上げている。公益社の関西圏および首都圏の葬儀施行収入が予想を上回る推移にあることが主な理由。             ◆ ▽ニッコンホールディングス <9072>  上限20億円、70万株(自己株式を除く発行済株式数の1.04%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年9月10日-18年12月28日。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。             ◆ ▽シュッピン <3179>  19年3月期8月度の月次情報(速報値)によると、売上高は前年同月比15.1%増の27億8200万円で、うちEC売上高は同21.8%増の18億1000万円。主軸のカメラ・時計のEC売上高が好調に推移した。Web会員数は前月比3778人増の37万8829人。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <10日の注目銘柄> =カナモト、日駐、夢真HDなど
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2018-09-07 17:45