<16日の注目銘柄> =HIOKI、中本パックス、サマンサJPなど

▽日置電機 <6866>
18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結業績は、売上高172億円(前年同期比11.1%増)、営業利益25.8億円(同33.0%増)。自動車の電動化やスマートフォンの高機能化により、研究開発、生産設備の増強などの設備投資が活発化する中、「電子測定器」が売上高を77.9億円(同16.7%増)に伸ばして全体をけん引した。会社側は通期の連結営業利益予想30.7億円(前期比22.6%増)を据え置いたが、第4四半期(10-12月)の営業利益は計算上4.9億8600万円(前年同期比13.2%減)にとどまり保守的な印象。
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▽中本パックス <7811>
19年2月期第2四半期累計(18年3-8月)の連結業績は、売上高171億円(前年同期比5.1%増)、営業利益8.9億円(同24.8%増)。主力の「食品関連」が、コンビニエンスストア関連向け薄物フィルムの安定した受注を背景に売上高117億円(同3.9%増)と順調に拡大する中、スマートフォンの高速化、クルマの電装化などによる需要増で「IT・工業材関連」が売上高を26.3億円(同35.7%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を1.7億円超過した。会社側は通期の営業利益予想15億円(前期比12.6%増)を据え置いたが、下期の営業利益は計算上6.1億円(同1.3%減)にとどまり保守的な印象。
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▽サマンサタバサジャパンリミテッド <7829>
19年2月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の275億円から279億円(前期比13.2%減)に、営業損益を3.1億円の黒字から6.0億円の黒字(前期は16.5億円の赤字)にそれぞれ引き上げている。創業以来初の大規模組織改革によるカンパニー事業部制を導入し、生産性の向上および成果の可視化を行ったことが売上高増額の要因。利益面は、低採算のブランドおよび店舗の整理を実施し、販管費の見直しを行ったことが押し上げに働いている。19年2月期第2四半期累計(18年3-8月)は、売上高140億円(前年同期比11.6%減)、営業損益5.3億円の黒字(前年同期は4.5億円の赤字)と、利益面の改善が進んだ。
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▽ジョリーパスタ <9899>
19年3月期上期および通期の単体業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の104億8000万円から105億300万円(前年同期比12.8%増)に、営業利益を6億3400万円から9億4500万円(同92.9%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を209億3000万円から211億2900万円(前期比15.0%増)に、営業利益を10億8100万円から14億7000万円(同53.1%増)に引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、原価、営業費を中心とした販管費の見直しが利益の押し上げに働く見通し。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<16日の注目銘柄> =HIOKI、中本パックス、サマンサJPなど
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2018-10-15 17:15