日経平均は93円安で寄り付き、ネット関連株が売られる

 8日の日経平均株価は、93円05銭安の1万4715円80銭で寄り付いた。  前日NYダウが166ドル安と続落。前週末に続いてハイテク株が売られていることから、日本株でもネット関連株を中心に売りが波及。また、外国為替市場ではドル・円が103円台前半と、やや円高が進行している。  国内要因では、日銀金融政策決定会合がきょう昼頃に終了するため、その結果や日銀総裁のコメントなどで相場が大きく動く可能性がある。  個別では、公募増資などによる資金調達を発表した三井海洋開発 <6269> が売り気配。中期経営計画の見直しなどを発表した技研製作所 <6289> 、前2月期の純利益が18%増となった瑞光 <6279> も売り気配となっている。  また、ヤフー <4689> 、ミクシィ <2121> 、グリー <3632> 、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> などネット関連株が大きく売られている。  一方、株主優待制度の再開を発表した魚喜 <2683> が買い気配となったほか、1対2の株式分割を発表したダイキアクシス <4245> 、前3月期の配当予想を増額した鈴縫工業 <1846> が急伸。前3月期の利益予想を増額したブックオフコーポレーション <3313> や、前2月期末配当を増額したUCS <8787> は堅調となっている。  なお、きょうはファミリーマート <8028> や高島屋 <8233> が引け後に前2月期の決算発表を予定している。(編集担当:片岡利文)
8日の日経平均株価は、93円05銭安の1万4715円80銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-04-08 09:00