<30日の注目銘柄> =コマツ、東和薬品、田岡化など

▽小松製作所 <6301>  19年3月期第2四半期累計(18年4-9月)の連結業績は、売上高1兆3180億円(前年同期比13.7%増)、営業利益2003億円(同80.2%増)。北米やインドネシアなどを中心に売上が想定を上回ったこと、また17年4月に連結化した「コマツマイニング」の買収に係る一時費用が減少したことなどにより大幅増益を達成した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の2兆5030億円から2兆6620億円(前期比6.4%増)に、営業利益を3390億円から3810億円(同41.9%増)に引き上げている。         ◆ ▽東和薬品 <4553>  19年3月期上期および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の467億円から491億円(前年同期比9.8%増)に、営業利益を40億円から59億円(同16.2%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を970億円から1028億円(前期比10.0%増)に、営業利益を97億円から120億円(同3.1%増)に引き上げている。上期は近年の追補品の好調に加え、医薬品卸との協業による東和式販売体制の構築が順調に進んでいることが主な要因。通期は更に研究開発費が予想よりも減少する見込みとなった。          ◆ ▽田岡化学工業 <4113>  19年3月期第2四半期累計(18年4-9月)の連結業績は、売上高117億円(前年同期比15.5%増)、営業利益12.7億円(同59.9%増)。樹脂原料の出荷数量増、前期末から繰越した医薬中間体や農薬中間体の在庫の出荷を行ったことで、主力の「精密化学品部門」が売上高を60.3億円(同30.0%増)に伸ばして全体をけん引。連結売上高は従来予想を6.7億円、営業利益は同2.7億円それぞれ超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の235億円から240億円(前期比9.9%増)に、営業利益を22億円から24億円(同15.6%増)に引き上げている。          ◆ ▽多木化学 <4025>  18年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の322億円から328億円(前期比1.9%増)に、営業利益を13億円から16億円(同37.2%減)にそれぞれ引き上げている。肥料やメディカル材料で想定を超える需要があったことに加え、来春用肥料値上げを前に駆け込み需要が見込まれることがその要因。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <30日の注目銘柄> =コマツ、東和薬品、田岡化など
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2018-10-29 17:45