三井海洋は新安値、公募増資などに伴う新株式発行で希薄化など懸念

 三井海洋開発 <6269> は6日続落し、3月27日の年初来安値を下回った。午前9時9分には231円安(9.43%安)の2219円を付けている。7日引け後に公募増資などに伴う新株式発行および売り出しを発表し、希薄化などを懸念した売りが優勢となった。  公募増資と三井造船 <7003> と三井物産 <8031> に対する第三者割当増資を実施し、約230億円を調達する。公募増資は309万6000株、第三者割当増資は三井造に501万株、三井物に142万9800株。需給に応じ、最大46万4200株のオーバーアロットメントによる売り出しも実施する。発行済株式総数は最大で2割増加する見通し。三井造の出資比率は50.10%と変わらないが、三井物は14.99%から14.86%に低下する。  調達資金はブラジルやガーナでFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)のチャーター事業を展開するために設立した特別目的会社への投融資資金に充当する予定。  三井造の株価も軟調に推移。三井物の株価は方向感が乏しく、前日終値を挟んでもみ合いとなっている。(編集担当:宮川子平)
三井海洋開発は6日続落し、3月27日の年初来安値を下回った。午前9時9分には231円安(9.43%安)の2219円を付けている。
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2014-04-08 09:45