エナリスは今期の大幅増益は飛翔への第一歩、本格評価ステージへ

  エナリス <6079> (東マ)は、再び新展開入りを目指す相場に転じる可能性が強い。今2014年12月期の業績見通しを2月10日に明らかにしたが、2月24日に早くも増額修正に進んだ。具体的には売上げ342億2300万円を434億3300万円(前期101億7700万円)へ、営業利益12億6000万円を22億400万円(同7億4000万円)へ、それぞれ大幅に引き上げた。   日本エネルギー建設を完全子会社化したことに伴い、売上げ利益ともに上乗せとなることが要因。日本エネルギー建設は、太陽光発電システム機器の販売、取付施工、メンテナンスサービス等を主たる事業としている。これまで未開拓だった家庭用の太陽光発電事業の足掛かりとする考えだ。   エナリスは発電から消費に至るまでの、電力が流通するプロセスで非効率化しているエネルギーの情報を管理・提供し、これまでエネルギーを自由に取引できなかった需要家(電力のエンドユーザー)に最適な電源選択をプランニングしている。   事業内容は、新電力(PPS)企業向け業務代行及び需要家向けエネルギーマネジメントを主たるサービスとした「エネルギーマネジメント事業」と、電源開発、電力卸売からなる「パワーマーケティング事業」の2つから成る。   今期の増額修正をひとまず織り込み、株価には上げ一巡感が台頭しているが、成長性の真価を発揮するのはむしろこれから。電力会社の料金引き上げが相次ぐなか、2013年10月から開始した「電力代理購入サービス」(複数の電力会社・電源から電力を調達し、選択肢を提供する)を今後の売上成長の柱に据えている。電力を取り巻く環境が激変しているが、それが同社の活躍余地を広げている。今期の大幅増益は業績飛翔への第一歩である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エナリス<6079>(東マ)は、再び新展開入りを目指す相場に転じる可能性が強い。今2014年12月期の業績見通しを2月10日に明らかにしたが、2月24日に早くも増額修正に進んだ。
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2014-04-08 10:00