<9日の注目銘柄> =コスモエネH、西武HD、セーレンなど

▽コスモエネルギーホールディングス <5021>
19年3月期上期の連結業績は、売上高1兆3335億円(前年同期比17.6%増)、営業利益791億円(同2.1倍)。主に石油事業における原油価格上昇に伴う在庫評価益の発生、製品市況の改善により、営業利益は従来予想を351億円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の2兆7200億円から2兆8800億円(前期比14.1%増)に、営業利益を1180億円から1520億円(同35.9%増)に引き上げている。
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▽西武ホールディングス <9024>
19年3月期上期の連結業績は、売上高2832億円(前年同期比6.3%増)、営業利益421億円(同11.2%増)。「ホテル・レジャー事業」が営業利益104億円(同17.2%増)、「不動産事業」が営業利益105億円(同37.9%増)となって全体をけん引する中、連結営業利益は従来予想を26.7億円超過した。
同時に上限100億円、520万株(自己株式を除く発行済株式数の1.54%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年11月9日-19年1月31日。株主への還元を充実させるとともに、資本効率の向上や経営環境の変化に即応することが目的。
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▽セーレン <3569>
19年3月期上期の連結業績は、売上高601億円(前年同期比8.5%増)、経常利益56.4億円(同7.1%増)。「車輌資材事業」および「エレクトロニクス事業」が想定を上回って推移する中、為替差益、投資有価証券売却益の発生などにより、経常利益は従来予想を12.4億円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の経常利益予想を従来の110億円から115億円(同8.8%増)に引き上げている。
同時に上限100億円、500万株(自己株式を除く発行済株式数の8.4%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は18年11月9日-19年11月8日。資本効率の向上を図り、株主への利益還元を進めるとともに、企業環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。
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▽西尾レントオール <9699>
18年9月期の連結業績は、売上高1367億円(前年同期比10.6%増)、営業利益148億円(同32.8%増)。首都圏の再開発工事をはじめ、工場・物流倉庫の新築工事、高速道路建設工事等の大型工事も全国各地で行われ活況を呈する中、主力の「レンタル関連事業」が営業利益を144億円(同33.0%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を10.2億円超過した。これを踏まえ会社側は、中期経営計画で目標に掲げている20年9月期の連結営業利益を従来の155億円から164億円に引き上げている。
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▽黒田精工 <7726>
19年3月期上期および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の87億円から89億円(前年同期比14.5%増)に、営業利益を4.1億円から7.5億円(同3.0倍)にそれぞれ増額。通期は売上高を176億円から178億円(前期比10.4%増)に、営業利益を8.4億円から11.8億円(同2.3倍)にそれぞれ引き上げている。上期において、主力の「駆動システム」を中心とした豊富な受注残をベースに売上高は計画を超過。利益面は、収益性および生産性の向上が押し上げに働いた。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<9日の注目銘柄> =コスモエネH、西武HD、セーレンなど
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2018-11-08 18:00