いちよしがアダストHDの目標株価を引き下げ

 アダストリアホールディングス <2685> に対して、7日付のいちよし経済研究所のリポートが目標株価を引き下げている。  アダストHDは昨年(13年)9月、子会社を経営統合しグループ持株会社体制に移行しているが、同リポートでは「組織再編などでの業務の乱れから、まだ平常時の落ち着きを取り戻していない」と分析。生産管理などの統合を急いだ結果、商品の精度低下に結び付き値引き販売が増加したことに言及。主力のポイント、下期に経営統合したトリニティ・アーツの業績がともに計画未達となった要因として挙げている。  さらに、「統合効果の発揮は16年2月期以降になろう」と見通しており、今15年2月期の営業利益予想を引き下げ、従来予想の69億円から会社予想と同水準の60億円に減額している。  これに伴い、フェアバリューは3100円から2400円に下方修正。「業績回復に時間がかかることを株価がほぼ織り込んだ」との見方から、投資判断は中位の「B」を継続している。  アダストHDの8日の株価は、前場に76円安の2304円まで売られる場面があった。(編集担当:片岡利文)
アダストリアホールディングスに対して、7日付のいちよし経済研究所のリポートがが目標株価を引き下げている。
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2014-04-08 13:15