日経平均は大幅3日続落、材料の出た銘柄を個別物色=長島和弘
■今日の動きから
4月8日の東京株式市場、日経平均株価は201円97銭安の1万4606円88銭と大幅3営業日続落となりました。日銀が金融政策の現状維持を発表した後に手仕舞いの売りが膨らみ下げ幅を拡げました。日経225採用で値上り銘柄数は24、値下り銘柄数は1893、変わらずは8。東証1部上場値上り139銘柄、値下り1631銘柄、変わらず32。全33業種が値下り。TOPIXも3営業日続落。マザーズは4営業日続落。東証REITは反落となりました。
日経平均採用銘柄では、ウクライナ情勢の緊迫化を背景としたフェロニッケル価格の上昇思惑から大平金 <5541> が急伸。日経寄与度の高いファーストリテ <9983> が10日に予定される今8月期第2四半期決算の発表に対する期待感から上昇しましたが、総じて軟調展開となりました。
東証1部市場では、人件費上昇に伴う収益改善期待の高まりからアウトソシング <2427> が、上場来の高値更新と買われるなど個別物色の色彩が色濃くなりました。
材料の出た銘柄を物色する流れは続きそうだですが、全般は外部環境の落ち着きを待つところ。(執筆者:長島和弘)
東証1部市場では、人件費上昇に伴う収益改善期待の高まりからアウトソシングが、上場来の高値更新と買われるなど個別物色の色彩が色濃くなりました。
economic
2014-04-08 15:45