大和証券が「中計発表」の注目企業を紹介

　大和証券が９日付のリポートで、中計発表で注目の企業をピックアップしている。 　同リポートでは、今後の本決算発表時（または発表後）に中期経営計画を発表する３１銘柄、すでに中計を発表した１４銘柄に注目。 　すでに中計を発表したなかでは、パナソニック <6752> が打ち出した１８年度の売上高１０兆円について、「意欲的な印象」とコメント。味の素 <2802> の成長戦略と株主還元については「現実的」と評価している。 　また、今後に中計発表を予定している銘柄では、オリエンタルランド（ＯＬＣ） <4661> を「舞浜エリアの再編に踏み込めるかポイント」と分析したほか、同社初の中期計画を発表するジェイテクト <6473> は「ベアリング事業のリストラ策がカギ」と見通している。 　ほかにも、ヤクルト本社 <2267> や日本板硝子 <5202> 、ソニー <6758> やエイチ・ツー・オー　リテイリング <8242> などを「注目度が高い銘柄」としてピックアップしている。 　同リポートでは、すでに中計を発表した企業は「野心的な目標値の企業と低ハードルの企業が混在している」と言及しており、今後発表する企業においては「高レベル＆高達成確度」を設定した銘柄がアウトパフォームすると見通しているいる。（編集担当：片岡利文）