<1日の注目銘柄> =HIS、アステラス薬、JCRファマなど

▽エイチ・アイ・エス <9603>
19年10月期第1四半期(18年11月-19年1月)の連結業績は、売上高1873億円(前年同期比13.8%増)、営業利益59.8億円(同46.7%増)。「ハウステンボスグループ」は減収・減益だったが、日本人出国者数が主要な観光地の治安の落ち着きなどで同7.1%増加し、訪日外客数も昨年の自然災害による旅行控えの影響から回復して同5.0%増となる中、「旅行事業」が営業利益を40.7億円(同2.1倍)に伸ばして全体をけん引した。会社側は上期の連結営業利益予想84億円(同9.7%増)を据え置いたが、第2四半期(2-4月)の営業利益は計算上24.2億円(同31.8%減)にとどまり保守的な印象。
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▽アステラス製薬 <4503>
1日1回経口投与による成人の再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病治療薬として開発している FLT3阻害剤「ギルテリチニブ」について、EMA(欧州医薬品庁)から販売承認申請を受理した旨の通知を受領したと発表した。今回の承認申請に関して「ギルテリチニブ」は迅速審査の指定を受けていることから、審査期間が通常の210日から150日に短縮され、早期に承認取得の可能性がある。
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▽JCRファーマ <4552>
血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用したハンター症候群治療酵素製剤「JR-141」について、今般、EMA(欧州医薬品庁)よりオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)の指定を受けたと発表した。「JR-141」は、18年3月に厚生労働省より「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定され、同10月にはFDA(米国食品医薬品局)よりオーファンドラッグに指定。現在国内では20年の製造販売承認申請を目指して第3相臨床試験を行っており、ブラジルではグローバル展開の第一歩として、第2相臨床試験を進めている。さらに、その他の地域についても具体的な開発計画の検討を進めているという。
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▽博展 <2173>
19年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。
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▽ウェルス・マネジメント <3772>
19年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。
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▽小林産業 <8077>
上限1億5000万円、50万株(自己株式を除く発行済株式数の1.9%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は19年3月1日-19年10月31日。株主還元の充実および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。
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▽テンポイノベーション <3484>
19年3月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の80億4500万円から82億200万円(前期比22.6%増)に、営業利益を6億300万円から7億1000万円(同79.3%増)にそれぞれ引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<1日の注目銘柄> =HIS、アステラス薬、JCRファマなど
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2019-02-28 17:15