<4日の注目銘柄> =稲葉製作、巴工業、ナトコなど

▽稲葉製作所 <3421>
19年7月期上期および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の153億円から158.1億円(前年同期比8.0%増)に、営業利益を4.6億円から5.8億円(前年同期は3.2億円の赤字)にそれぞれ増額。通期は売上高を339億円から345.2億円(前期比5.8%増)に、営業利益を10億円から16.4億円(同4.1倍)に引き上げている。上期は台風等の影響もあり、小型・一般物置の買替需要を中心に鋼製物置の需要が想定以上に増加したのが主な要因。通期は更に足もとの受注動向の堅調な推移を織り込んだ。
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▽巴工業 <6309>
19年10月期第1四半期(18年11月-19年1月)の連結業績は、売上高101億6000万円(前年同期比6.8%増)、営業利益5億8700万円(同57.4%増)。「化学工業製品販売事業」は増収・減益だったが、収益性の良い部品・修理の増収および海外向け機械の増収により、「機械製造販売事業」が営業損益を1億6400万円の黒字(前年同期は9400万円の赤字)に浮上させて全体をけん引した。
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▽ナトコ <4627>
19年10月期第1四半期(18年11月-19年1月)の連結業績は、売上高44億400万円(前年同期比9.8%増)、営業利益4億5300万円(同25.5%増)。「塗料事業」は増収・2ケタ減益だったが、自動車内装用コーティング剤の販売が堅調に推移し、UV硬化型コーティング剤がスマホアクセサリーに採用される中、「ファインケミカル事業」が営業利益を2億6900万円(同2.1倍)に伸ばして全体をけん引した。会社側は上期の連結営業利益予想7億2000万円(同3.6%増)を据え置いたが、第2四半期(2-4月)の営業利益は計算上2億6600万円(同20.1%減)にとどまり保守的な印象。
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▽ビ ー プ ラ ッ ツ <4381>
19年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的。
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▽アドヴァン <7463>
上限1億円、10万株(自己株式を除く発行済株式数の0.2%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は19年3月4日-19年3月31日。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするため。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<4日の注目銘柄> =稲葉製作、巴工業、ナトコなど
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2019-03-01 17:45