ウインドウズXPは、中国人にとって「初恋の相手」・・・愛され続けた「10の理由」=中国メディア

中国メディア・賽迪網は10日、アップデートサービスなどのサポートが終了した米マイクロソフト社の基本ソフト(OS)「Windows XP(ウインドウズXP)」について「ウインドウズ史上もっとも長く使われたシステム」と評し、同ソフトが成功し、多くのユーザーに愛された理由を紹介する記事を掲載した。
記事は、「多くの忠実なユーザー」を抱えるXPは「今後数年、なおも多くのユーザーによって使い続けられるかもしれない」として、愛された10の理由を紹介した。
1.企業ユーザーにマッチしていた。
2.ビジネス用と家庭用で同じユーザーエクスペリエンスを提供した。
3.パソコンメーカーがXPを評価し、優れたハードウェアを提供し続けた。
4.複数回にわたる「サービスパック」の提供で、安全性が断続的に高められた。
5.デスクトップやノートはもちろん、ネットブックや古いタブレットにも適用できた。
6.新興国や先進国など、どの市場にもマッチすることができた。
7.世界のATMなど、さまざまな用途に適用できた。
8.世界中のプログラマーがXPを支持していた。
9.後継ソフトの「Windows Vista」が安全性に欠けていた。
10.「Windows 95」の発売以降続いていた、コンピューターブームの中で発売されたという「時の利」があった。
中国で急速にパソコンが普及し始めたのも、XPが登場した2001年以降のことだ。中国のパソコンユーザーはXPとともに成長してきたと言っても過言ではない。「中国人にとっては初恋の相手」と表現する中国国内のメディアもあった。
XP全盛期、街の至るところで海賊版が信じられないような値段で売られていたのを思い出したが、皮肉にもそれが中国におけるXPの人気を高める一助になったことは否めない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Yanming Zhang/123RF.COM)
中国メディア・賽迪網は10日、アップデートサービスなどのサポートが終了した米マイクロソフト社の基本ソフト(OS)「Windows XP(ウインドウズXP)」について多くのユーザーに愛された理由を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Yanming Zhang/123RF.COM)
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2014-04-10 16:45