日経平均は一時400円超の大幅安、円高や米株急落でリスク回避

 10日の日経平均株価は前日比272円32銭安の1万4027円80銭で寄り付いた。ドル・円が101円台前半まで下落したほか、米国株の急落も嫌気され、幅広い業種に売りが出ている。日経平均は1万4000円を割り込み、下げ幅は一時400円超に拡大した。  業種別では、三井不動産 <8801> など不動産株が安い。大和証券グループ本社 <8601> など証券株も軟調。コマツ <6301> など機械株、商船三井 <9104> など海運株も軟調。トヨタ自動車 <7203> 、マツダ <7261> など自動車株や、パナソニック <6752> 、京セラ <6971> などハイテク株の上値も重い。  個別では、14年8月期利益予想を下方修正したファーストリテイリング <9983> が売り気配スタート。14年11月期業績予想を下方修正した津田駒工業 <6217> も安い。セイコーエプソン <6724> は14年3月期で営業益3.9倍と報じられたが、市場予想を下回った。  半面、株主優待制度の導入を発表した大日本コンサルタント <9797> は買い気配。14年3月期業績予想を上方修正したヤマト <1967> も上昇した。15年2月期で営業2ケタ増予想のローソン <2651> もしっかり。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比272円32銭安の1万4027円80銭で寄り付いた。
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2014-04-11 09:00