ドイツ証、TOTOは駆け込み需要の反動が厳しいと予想
ドイツ証券が10日付で、TOTO <5332> に対するリポートを発行している。
TOTOは前14年3月期の営業利益予想を3Q決算発表時に上方修正、従来予想の390億円から460億円に増額している。同リポートでは、今期の中国事業はインフレ率に懸念があるとしながらも、消費増税前の駆け込み需要が同社予想よりも15億円程度多く発生、70億円が寄与しているとみており、今期営業利益は462億円と予想する。
一方、今15年3月期は国内で上記の駆け込み需要分が剥落するうえに、「内需経済減速の影響で楽観視できない状況になる」と同証券では見通しており、徐々に業績悪化リスクが高まると分析。今期の営業利益は375億円と大幅減益を見通している。
ただし、目標株価については、業績修正などを加味し従来予想の1140円から1300円に引き上げ。投資評価は「ホールド(中立)」を据え置いた。
TOTOの11日の株価は、寄り付き直後に36円安の1391円まで下落。その後は下げ幅を縮小し、後場には前日終値水準まで戻している。(編集担当:片岡利文)
ドイツ証券が10日付で、TOTOに対するリポートを発行している。
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2014-04-11 13:00