<12日の注目銘柄> =乃村工芸、コシダカHD、SHIFTなど

▽乃村工藝社 <9716>  19年2月期の連結業績は、売上高1259億円(前期比8.6%増)、営業利益91.5億円(同12.0%増)。主力の「ディスプレイ事業」は、大型イベントが少なかった広報・販売促進市場のほか、博物館・美術館市場は減収だったが、インポートブランドやアパレル関連店舗を多数手掛けた専門店市場、ホテルの新装・改装、テーマパークの装飾、環境演出を手掛けた余暇施設市場、オフィスの新装・改装など需要が引き続き旺盛なその他市場などが増収となり、連結営業利益は従来予想を8.5億円超過した。  続く20年2月期は、売上高1300億円(前期比3.3%増)、営業利益93億円(同1.6%増)を計画。同時に、19年5月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と、投資家層の拡大を図ることが目的。       ◆ ▽コシダカホールディングス <2157>  19年8月期上期の連結業績は、売上高327億円(前年同期比7.2%増)、営業利益49億8400万円(同35.2%増)。女性専用30分フィットネス「カーブス」事業が営業利益29億8600万円(同22.8%増)と順調に推移する中、18年10月に開始した会員サービスアプリ「まねきねこアプリ」の効果で「カラオケ」が営業利益を23億8900万円(同52.0%増)に伸ばして全体をけん引した。会社側は通期の営業利益予想93億4500万円(前期比18.9%増)を据え置いたが、下期の営業利益は計算上43億6100万円(前年同期比4.6%増)となり保守的な印象。       ◆ ▽SHIFT <3697>  19年8月期上期の連結業績は、売上高82億7100万円(前年同期比42.6%増)、営業利益4億8300万円(同10.6%減)。主力の「エンタープライズ事業」が、IT投資規模が大きな金融・流通各分野において、長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進み、新規顧客からの売上高が徐々に増加する中、売上高73億6400万円(同44.0%増)、営業利益18億300万円(同56.6%増)となって全体をけん引。連結営業利益は従来予想を8300万円超過した。これを踏まえ会社側は、通期の予想売上高を従来の186億円から195億円(前期比52.4%増)に、営業利益を14億円から15億円(前期比24.9%増)にそれぞれ引き上げている。       ◆ ▽セントラル警備保障 <9740>  19年2月期の連結業績は、売上高623億9700万円(前期比16.2%増)、営業利益34億900万円(同96.6%増)。主力の「セキュリティ事業」が、常駐警備部門における沖縄の海上警備と、鉄道関連向けの警備強化への対応が好調に推移する中、営業利益を30億8500万円(同2.2倍)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を3億2900万円超過した。続く20年2月期は、売上高650億円(前期比4.2%増)、営業利益39億円(同14.4%増)を見込んでいる。       ◆ ▽エニグモ <3665>  19年4月18日付けで、東証マザーズから東証1部へ市場変更されると発表。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <12日の注目銘柄> =乃村工芸、コシダカHD、SHIFTなど
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2019-04-11 17:45