ファーストリテは後場も軟調、ゴールドマン証は「国内苦戦が想定以上」と指摘

 ファーストリテイリング <9983> は後場も軟調に推移している。10日に発表した14年8月期利益予想の下方修正を嫌気した売りが継続。下落率は一時9%に達し、年初来安値を3万3330円に切り下げた。  ゴールドマン・サックス証券は11日付リポートで、国内ユニクロ時事業の苦戦が想定以上と指摘している。上期は値引きの拡大、下期は経費の増加が利益を圧迫。経費は一部地域正社員化などが負担になり、ゴールドマン証は、ここ1―2年コスト増が続く可能性があると指摘。コストと効果のバランス見極めが必要とした。  また、海外ユニクロは中華圏や韓国で計画を上回っているが、ゴールドマン証ではアジアの中長期成長を織り込み済みとみており、米国ユニクロ事業が離陸するかが同社にとって最重要ポイントとの見解を示した。(編集担当:宮川子平)
ファーストリテイリングは後場も軟調に推移している。
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2014-04-11 14:00