イオンが「グランド・ジェネレーションズ・コレクション」開催

 イオン(本社・千葉県千葉市)は11日、幕張メッセでアクティブシニア向け商品・サービスの大型展示会「グランド・ジェネレーションズ・コレクション 2014(GRAND GENERATION’S COLLECTION 2014)」を13日までの日程で開始した。  「グランド・ジェネレーション」とは、放送作家で脚本家の小山薫堂さんが提唱する、人生をさまざまなスタイルで楽しむアクティブシニアを「最上級の世代」とみなす考え方で、これまで「不活発」とのイメージもあった「シニア」に代わる世代観だ。  イオンは「グランド・ジェネレーション」の考え方に賛同し、これまでも同世代向けの商品開発や、同世代に特化した店舗展開などを戦略的に進めてきた。  4月1日の消費税増税後、初の年金支給日の15日が近付き、シニア世代の消費傾向にも注目が集まっている。イオンは11日に始まった「グランド・ジェネレーションズ・コレクション 2014」で、プライベートブランドの「トップバリュ」による、シニアの体型を徹底分析し開発した下着や水着などのファッション、世界で初めて開発した「ガルウィングフレーム」、「3WAYフレーム」などの新機能老眼鏡などを発表した。シニア世代に特化した新商品・新サービスを2013年開催の前回よりもさらに増やし、展開していくことをアピールした。  会場では、お棺の体験ができる終活ブースや、イオンモール幕張新都心を活用した連動型のシニア向け婚活パーティを実施するなどのさまざまな体験型サービスも行われる。  同イベントには、三菱食品、キリンビール、資生堂、花王、味の素など国内の大手企業や岩手県や兵庫県、千葉県などの地方自治体も参加。シニア世代に向けた、新しい価値を提案していく。  イオンの岡崎双一専務執行役は11日の記者発表会で、「現在、国内の個人消費の47%が60歳以上の人によると言われている。消費を牽引していくであろう世代のモノ・コトを提案していくことは、今後のイオンの生命線であると考えている」、「イオンの中期経営計画にも発表したが、今年からこれまで通り取り組んできたシニアシフトの提供を加速させるとともに、商品の改革も強化させていく」などと述べた。  今後は「グランド・ジェネレーション」に向け、「新たな時代の使い方、商品、サービス」を提供していくことを含め、消費回復につなげていきたい」との考えだ。  記者発表会では、25日にリニューアルオープンするイオンマリンピア店にて、4階フロアを、「シニア世代に向けて『モノ』だけでなく『コト』を提供する場」とした「グランド・ジェネレーションズモール」として展開することが発表された。イオングループが中期経営計画で掲げる「シニアシフト」のモデル店舗としては、全国で2店舗目になるという。 写真は記者発表会で披露された、体型の悩みを解決してくれるシニア向け機能性水着。(写真提供:イオンPR事務局)(編集担当:中山基夫)
イオン(本社・千葉県千葉市)は11日、幕張メッセでアクティブシニア向け商品・サービスの大型展示会「グランド・ジェネレーションズ・コレクション 2014(GRAND GENERATION’S COLLECTION 2014)」を13日までの日程で開始した。(写真は記者発表会で披露された、体型の悩みを解決してくれるシニア向け機能性水着。イオンPR事務局提供)
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2014-04-11 17:30