トルコ高速鉄道、中国が建設の路線開通へ・・・「高速鉄道の海外進出を切り開いた」=中国報道

中国が初めて海外で建設を請け負ったトルコの高速鉄道がまもなく開通を迎える見通しだ。中国が建設した高速鉄道の路線は総延長158キロメートル、契約金額12億7000万ドルで、中国鉄道建築総公司が落札した。新華社は10日、「わが高速鉄道の海外進出を切り開いた」と高く評価した。
9日にトルコのアンカラとイスタンブールを結ぶ高速鉄道の第2期工事現場を訪れた新華社の記者によれば、レールの敷設はすでに完了しており、テスト車両が最終テストをしている段階だったほか、トルコ側の作業員が竣工式のための準備を行っていたという。
中国鉄道建築総公司の技術者は新華社の記者に対し、「中国鉄道建築総公司が請け負った鉄道路線は欧州が定める基準に則った高速鉄道だ。2008年から正式に工事を開始し、数年にわたる奮闘によってすべてのレール敷設のほか、電力や通信などといった設備の設置を完了した」と述べ、まもなく開通式が行われると語った。
また、トルコ側の工事関係者は、中国の作業員とのプロジェクトについて、「中国人の勤勉な仕事ぶりと高い技術が印象に残っている」と語ったほか、2013年末に工事の視察を行ったトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は「中国鉄道建築総公司の工事の質に太鼓判を押した」という。記事は、中国が建設した高速鉄道の路線がまもなく開通することについて「中国とトルコの技術者たちの勤勉な働きのもと、中国の高速鉄道がトルコで花開こうとしている」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)msdogan/123RF.COM)
中国が初めて海外で建設を請け負ったトルコの高速鉄道がまもなく開通を迎える見通しだ。(イメージ写真提供:(C)msdogan/123RF.COM)
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2014-04-12 01:00