<5日の注目銘柄> =泉州電業、塩野義薬、幸和製作所など

▽泉州電業 <9824>
19年10月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の850億円(前期比3.6%増)で据え置いたが、営業利益を41億2000万円から42億4000万円(同9.6%増)に引き上げている。19年10月期上期において、売上高は424億400万円(前年同期比3.6%増)と、電線の主材料である銅価格の下落による販売価格の低下で計画を5億9600万円下回ったが、民間設備投資向け電線需要が底堅く推移し、建設需要も堅調だったことで、営業利益が21億5000万円(同18.0%増)と計画通りに推移したことがその背景。同時に、上限5億円、15万株(自己株式を除く発行済株式数の1.53%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は19年6月5日-19年10月31日で、株主還元の充実と資本効率の向上、および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。
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▽塩野義製薬 <4507>
抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」が、第3相臨床試験(国内予防投与試験)で主要目的を達成したと発表した。この試験の主要評価項目は、「インフルエンザウイルス感染症患者のいる家族、または共同生活者に被験薬を投与したときの投与後10日の間にインフルエンザウイルスに感染し、発熱かつ呼吸器症状を発現した被験者の割合」であり、その割合はプラセボ投与群の13.6%に対し、「ゾフルーザ」投与群は1.9%と、有意に低い結果を示した。
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▽幸和製作所 <7807>
韓国においてシルバーカー3万台を受注したと発表。これまでの海外からの1件当たりの受注台数として過去最高。現在、同社は20年2月期第1四半期(19年3-5月)決算数値の整理中であり、その他の要因を含め、この受注による通期業績に与える影響については、数字が確定次第速やかに開示するとしている。
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▽トモニHD <8600>
上限6億円、120万株(自己株式を除く発行済株式数の0.73%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は19年6月5日-19年8月31日を予定。資本効率の向上を通じて株主への利益還元の充実を図ることが目的。
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▽アダストリア <2685>
20年2月期5月度の月次売上高(速報値)は、既存店が前年同月比10.7%増で、全店は同8.9%増。5月は休日が前年に比べて2日多かったことに加え、気温の上昇にともなって夏物商品が順調に売上を伸ばした。ブランド別ではグローバルワーク、ローリーズファーム、ニコアンド、スタディオクリップ等が好調で、アイテム別ではワンピース、スカート・パンツ等のボトムス類が売上の中心となり、サンダル等の季節商材も人気となった。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いしSます。(イメージ写真提供:123RF)
<5日の注目銘柄> =泉州電業、塩野義薬、幸和製作所など
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2019-06-04 17:45