日経平均は72円安スタート、再増資報道のシャープが売り気配
14日の日経平均株価は、72円82銭安の1万3887円23銭で寄り付いた。
前週末のNYダウは143ドル安と大幅続落、ハイテク株などに売りが集中した。また、為替市場ではドル・円が101円台半ばでもみあっているが、円高懸念が継続していることもあり、前週金曜に340円安と大幅下落した日経平均は続落でのスタートとなっている。
個別では、再増資の検討が報じられたシャープ <6753> が売り気配でスタート。前2月期の通期業績予想を下方修正した魚喜 <2683> も売り気配となっている。また、2月中間期決算で純利益が大幅減となったジェイアイエヌ <3046> 、リコール問題で特別損失の発生を開示した東海理化 <6995> なども急落している。
一方、15年3月期の営業利益が2倍に拡大と報じられたアマダ <6113> が買い気配となっており、今2月期の営業利益が50%超の拡大となる計画を打ち出した吉野家ホールディングス <9861> や、今5月期業績および配当予想を上方修正したIGポート <3791> が急騰。スマホ向けの電源制御部品に参入すると報じられたメガチップス <6875> も買いが先行している。
きょうの決算発表は、取引終了後に東宝 <9602> が前2月期決算の開示を予定している。(編集担当:片岡利文)
14日の日経平均株価は、72円82銭安の1万3887円23銭で寄り付いた。
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2014-04-14 09:00