<12日の注目銘柄> =丹青社、シーイーシー、きんえいなど

▽丹青社 <9743>  20年1月期第1四半期(19年2-4月)の連結業績は、売上高215億7800万円(前年同期比10.7%減)、営業利益18億8700万円(同24.3%減)。翌四半期以降に繰り越した案件の増加で「文化施設事業」の売上高が39億2100万円(同35.1%減)にとどまったことを主な要因として、2ケタの減収・減益となった。しかし、営業利益の上期(19年2-7月)予想(同29.2%減の20億2000万円)に対する進ちょく率は93.4%に達しており、当四半期末の受注残高が375億1600万円(前年同期末比13.8%増)に積み上がっていることを考えるとポジティブな印象。         ◆ ▽シーイーシー <9692>  20年1月期第1四半期(19年2-4月)の連結業績は、売上高127億2500万円(前年同期比3.6%減)、営業利益16億1900万円(同20.8%増)。「サービスインテグレーション事業」における、前年同期のハードウェア切替需要に伴う仕入販売の反動減を主要因として減収になったが、同事業において営業利益は、セキュリティ関連製品・サービスの拡販や収益性の高い商談の増加、品質・生産性向上策などにより、14億5500万円(同15.5%増)に増加。「デジタルインダストリー事業」も、スマートファクトリー関連製品の販売や、西日本などの地域におけるシステム開発分野の収益改善により、営業利益10億1400万円(同7.7%増)と順調に推移。連結営業利益の上期(19年2-7月)予想(同0.5%増の25億5000万円)に対する進ちょく率は63.5%に達している。         ◆ ▽きんえい <9636>  20年1月期第1四半期(19年2-4月)の単体業績は、売上高9億3300万円(前年同期比4.6%増)、営業利益8400万円(同28.8%増)。主力の「不動産事業」が積極的なテナント誘致活動により営業利益を1億2000万円(同16.3%増)に伸ばして全体をけん引。「シネマ・アミューズメント事業」も営業利益3900万円(同8.2%増)と順調に推移する中、単体営業利益の上期(19年2-7月)予想(同9.0%減の1億1000万円)に対する進ちょく率は77%に達している。         ◆ ▽ラクト・ジャパン <3139>  東証2部への指定替え猶予期間(株主数)が解除されたと発表。同社は単元株式保有株主数が18年11月末日時点において、東証有価証券上場規程第311条第1項第1号に定める株主数(事業年度末日において2000人以上)を満たさなかったことから、規定に基づき「審査対象事業年度の末日の翌日から起算して1年を経過する日までの期間内において株主数が2000人以上とならないときは市場第2部銘柄への指定替えとなる」猶予期間に入っていたが、19年5月末日時点の株主数が2000人以上となったことで、解除となった。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いしSます。(イメージ写真提供:123RF)
 <12日の注目銘柄> =丹青社、シーイーシー、きんえいなど
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2019-06-11 18:15