【今日のドル円】101.20円レベルの攻防に注目、下値余地が拡大か

 前週のドル/円相場は、8日に実体部が1円以上に達する陰線引けとなり、その後の戻りがこの日の陰線実体部の1/3にすら届かなかった上、9日以降は上値が切り下がっている。  また、足下では米株式市場が調整局面を迎えつつある事や、前週末に発生したウクライナ東部での治安部隊と親ロシア派勢力との武力衝突により、リスク回避の動きに傾きやすくなっている。材料・テクニカル共に下向きの流れを示唆する中、株安や同国情勢の緊迫化はドル/円を下押す材料となる事が予想される。  もし前週10・11両日の下値を支えた101.20円レベルを割ると、200日移動平均線(本稿執筆時点では100.785円)や2月4日安値(100.754円)など重要な目標値がある100.70円レベルまで下値余地が拡大する。材料面では、シティーグル―プ決算(21:00)や米3月小売売上高(21:30)が予定されている。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
前週のドル/円相場は、8日に実体部が1円以上に達する陰線引けとなり、その後の戻りがこの日の陰線実体部の1/3にすら届かなかった上、9日以降は上値が切り下がっている。
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2014-04-14 09:45