バルクHDは分割落ち後安値水準からM&A寄与の業績期待高め低位値ごろ株買いが再燃も

  バルクホールディングス <2467> (名セ)は、きょう14日はまだ商いが成立していないが、株式分割権利落ち後安値に並ぶ今年2月4日につけた年初来安値177円から低位値ごろ株買いが再燃し底上げ展開が見込まれる。今年1月以降に相次いでM&Aを実施、これによる前2014年3月期業績の上ぶれ着地、今2015年3月期業績の続伸期待が、サポート材料となりそうで、今年5月中旬に予定している決算発表が注目される。 ■今年1月に住宅施工会社を子会社化し3月に連結子会社株式を売却   同社は、今年1月にハウスバンクインターナショナル(HBI社、京都府長岡京市)を簡易株式交換により完全子会社化し、同3月には連結子会社の日本データベース(東京都豊島区)の株式を譲渡するなど相次ぎM&Aを実施した。HBI社は、京都市、長岡京市周辺で天井、フローリングなどの天然木をふんだんに使用した特徴のある住宅の施工事業を展開しており、この子会社化によりネット関連の商品企画・販促事業などのBtoBビジネス(法人向け事業)を主力としているバルクHDが、BtoCビジネス(一般コンシューマー向け事業)への新規事業分野進出を実現すとともに、HBI社の業績(2013年3月期売り上げ8億1300万円、経常利益2100万円、純利益700万円)が、バルクHDの今2015年3月期業績に上乗せとなる。   一方、日本データベース開発の株式譲渡は、同子会社の代表取締役の求めに応じて実施するもので、債務超過となっている同子会社が、バルクHDの連結決算から除外されることから特別利益として株式売却益が発生するとともに、単独決算でも営業外収益として債務超過部分の引当金の戻入益が発生することになり、目下集計中の前2014年3月期業績の上ぶれ着地要因となってくる。   前期業績は、昨年11月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、3月通期業績は期初予想を据え置き純利益を2200万円(前々期41%減)と見込んでいたが、これがどの程度上ぶれるか、今年5月中旬予定の決算発表が注目される。また今2015年3月期業績のHBI社業績の上乗せ期待も高まってくることになり、東洋経済会社四季報春号では今期純利益を6000万円と観測している。 ■分割権利落ち後高値に向け再度、5割高相場の再現も有望   株価は、昨年9月30日を基準日とした株式分割(1対100)の権利を落としてつけた161円安値から2Q累計業績の上方修正やHBI社M&Aが続いて同高値244円まで5割高、全般波乱相場の波及でほぼ往って来いの調整となった。低位値ごろも株価材料に業績期待を高め底上げ、落ち後高値を目指し再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
バルクホールディングス<2467>(名セ)は、きょう14日はまだ商いが成立していないが、株式分割権利落ち後安値に並ぶ今年2月4日につけた年初来安値177円から低位値ごろ株買いが再燃し底上げ展開が見込まれる。
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2014-04-14 10:45