【香港IPO事情】12日に4銘柄、16日には6銘柄が一挙に上場

 7月も香港では積極的なIPOが続く。4日に上場する家郷互動科技(03798:公募価格1.35香港ドル、売買単位:2000株)を皮切りに、18日までに15銘柄の上場が予定されている。    特定の日にちに集中して上場する傾向があり、12日(金)に4銘柄、16日(火)に6銘柄の上場が予定されている。    6銘柄の集中上場は6月にも28日に6銘柄上場があったばかり。この6銘柄の初値は、3銘柄で公募価格を上回ったものの、3銘柄は公募価格割れ、うち2銘柄を公募価格を2ケタ下回る初値になった。米中で貿易摩擦が高まって決して安定しているとは言えない市場環境にあるだけに、大量の新株供給を市場が受け止めることに苦労しているように見受けられる。    5日に、シンガポールの電気工事会社である坤集団(00924)。仮条件は0.50~0.60香港ドル。売買単位は8000株。主幹事証券は、新華KINGSWAY。    10日は、米マンパワーグループ傘下で、中国の人材サービス最大手の万宝盛華(02180)。仮条件は9.90~12.60香港ドル。売買単位は250株。主幹事証券は華泰金融。    11日はセミトレーラー製造の世界的大手の中集車両(01839)。仮条件は6.38~8.08香港ドル。売買単位は500株(H株)。主幹事証券は海通国際。    12日に上場する4銘柄は、以下のとおり。    体外診断用医薬品販売の華検医療(01931)。仮条件は3.07~3.68香港ドル。売買単位は1000株。主幹事証券はBOC INTERNATIONAL。    香港の電気機械工事大手の安楽工程(01977)。仮条件は1.2香港ドル。売買単位は2000株。主幹事証券は交銀国際。    不動産管理会社の和泓服務(06093)。仮条件は1.56香港ドル。売買単位は2000株。主幹事証券は西證国際。    建設機械のレンタル会社の維亮(08612)はGEMに上場する。仮条件は0.40~0.55香港ドル。売買単位は10000株。主幹事は中毅資本。    16日に上場する6銘柄は以下の通り。    メガネフレームメーカーの恒発光学(01134)。仮条件は1.0~1.20香港ドル。売買単位は4000株。主幹事証券は信達国際。    集積回路(IC)製品の販売を手掛ける康特隆科技(01912)。仮条件は0.63~0.68香港ドル。売買単位は5000株。主幹事証券は同人融資。    タイのシステム会社のプレート・ネラ(01949)。仮条件は1.25~1.55香港ドル。売買単位は2000株。主幹事証券はALTUS CAPITAL。    不動産開発会社の中梁(02772)。仮条件は5.20~6.68香港ドル。売買単位は500株。主幹事証券は建銀国際。    シンガポールの建設コンサルタントのWMCHグローバルインベストメント(8208)はGEMに上場する。仮条件は0.40~0.50香港ドル。売買単位は5000株。主幹事証券は天泰金融。    工業団地運営会社の金茂源環保(06805)。仮条件は1.08~1.44香港ドル。売買単位は2000株。主幹事証券は申萬宏源香港。    そして、18日には山西省の商業銀行である晋商銀行(02558)。仮条件は3.80~3.98香港ドル。売買単位は1000株(H株)。幹事証券は建銀国際/CICC/招銀国際。(イメージ写真提供:123RF)
7月も香港では積極的なIPOが続く。4日に上場する家郷互動科技(03798)を皮切りに、18日までに15銘柄の上場が予定されている。(イメージ写真提供:123RF)
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2019-07-03 14:45