【相場熟者が答える投資相談】クボタの売却を考えていますが見通しを
■クボタを1600円で2000株持っています。売却を考えていますが見通しを教えてください(北海道・E)
【問い】 クボタ <6326> を1600円で2000株持っています。売ろうか持っていようか迷っています。今後の見通しと対処方法について、よろしくお願いします。
■2000円台乗せの可能性あり、持続で
【答え】 12月20日(金)は、39円安(-2.26%)の1686円と4営業日ぶりに反落、49円安の1676円と売られました。16日に2015年に参入する畑作用農機で18年度にも売上高2000億円を目指すことを明らかにしたと伝わったことを好感したほか、18日大引け後に同社が1200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.96%)・150億円を上限に、12月29日から翌年3月19日まで自社株買いを実施すると発表したことで需給が改善するとの見方から、19日に1732円と買われていましたが、直近9日高値1734円に迫ったほか、証券優遇税制の廃止で売却益にかかる税率が来年から元の20%に戻ることから、3連休を前に戻り待ちの売りに押される展開となりました。
足元の業績、国内で機械、水・環境、その他全部門が好調、海外では機械部門が大幅に伸び、たほか、水・環境も好調で、今3月期業績予想は売上高1兆4800億円(前年同期比22.3%増)、営業利益1900億円(同56.6%増)、経常利益1950億円(同53.3%増)、純利益は1175億円(同50.5%増)と最高益更新を見込んでいます。続く来3月期も続伸が観測されています。
株価は、5月22日につけた年初来の高値1792円から6月25日安値1289円、8月28日安値1291円、9月26日安値1376円と下げて底値を固め11月28日高値1779円と上昇。上げ一服でもみ合いとなっていますが、目先1630円割れを下値として固めた感があります。畑作用農機で18年度にも売上高2000億円を目指すことへの期待感に、アジアへの日本のコメの輸出拡大を図っていることが注目される。環太平洋経済連携協定(TPP)に関し早期の交渉妥結が見えてくれば、再度、上値を伸ばす可能性はあります。2000円大台乗せを期待し持続も良いでしょう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【問い】 クボタ<6326>(東1)を1600円で2000株持っています。売ろうか持っていようか迷っています。今後の見通しと対処方法について、よろしくお願いします。
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2013-12-23 13:30