業績への警戒感広がるなか米国企業の決算発表が本格化 そのスケジュールは=金山敏之
4日以降、米国株の下げが続いています。9日こそダウ平均が181ドル高と大きく上昇したものの、4日から11日までの6営業日でダウ平均は550ドル近くも下げています。投資専門誌「バロンズ」がオンライン広告の市場規模から考えてネット関連企業は割高ではないかとする記事を掲載したことなどから、ネット・バイオ株といった「モメンタム株」の収益に対する株価の割高感が意識され、FRBが量的緩和縮小へと舵を切ったこともあって売りが出やすい状況となっています。
また、米国で先週からスタートした決算発表も相場の重しとなっています。米主要企業の2014年1-3月期の最終損益は1%程度の低い伸びに止まる見通しで、7日の米国市場はこうした決算への警戒感もあってダウ平均が166ドル安と大きく下げました。また先週末もハイテク株への売りが引き続き止まらず、これに金融大手のJPモルガン・チェース(JPM)の決算が大幅な減収減益となったことも嫌気され、ダウ平均は143ドル安と大幅続落となりました。こうしたなか今週はインテル(INTC)やヤフー(YHOO)、グーグル(GOOG)といったハイテクやネット関連企業の決算発表が控えています。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
4日以降、米国株の下げが続いています。9日こそダウ平均が181ドル高と大きく上昇したものの、4日から11日までの6営業日でダウ平均は550ドル近くも下げています。
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2014-04-14 17:15