日経平均は86円高で取引終了、買い一巡後は伸び悩む

 15日の日経平均株価は前日比86円65銭高の1万3996円81銭と3営業日ぶりに反発したものの、終値で1万4000円台は回復できなかった。  米国株の上昇や、ドル・円の持ち直しを背景に買いが先行したものの、一巡後は伸び悩んだ。昼ごろには「安倍首相と日銀の黒田総裁が会談」と伝わり、思惑買いが流入。日経平均は上げ幅を200円近くまで拡大する場面もあったが、すぐに失速した。米国でイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演などを控えて見送りムードが強かった。  個別では、ミドリムシ配合食品の展開などが材料視されたユーグレナ <2931> がストップ高。14年5月期業績予想を上方修正したタケダ機械 <6150> やインクジェット製法で全固体型セラミックス二次電池を共同開発した石井表記 <6336> はストップ高配分された。ベクトル <6058> 、省電舎 <1711> も高い。  半面、14年8月期業績予想を下方修正したアクロディア <3823> はストップ安。14年11月期の純利益予想を下方修正したユーシン <6985> も急落した。前日に3営業日連続でストップ高を付けたアートスパークホールディングス <3663> も売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前日比86円65銭高の1万3996円81銭と3営業日ぶりに反発したものの、終値で1万4000円台は回復できなかった。
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2014-04-15 15:00