<30日の注目銘柄> =アダストリア、岡山製紙、中北製など

▽アダストリア <2685>  20年2月期第3四半期累計(19年3-11月)の連結業績は、売上高1642億8000万円(前年同期比1.2%増)、営業利益119億7000万円(同2.1倍)。「グローバルワーク」、「ローリーズファーム」などの前期苦戦した基幹ブランドの回復が確実なものとなり、「ニコアンド」や「ベイフロー」など、その他のブランドも総じて安定的に推移する中、「適時・適価・適量」での商品提供の徹底による値引き販売の抑制により、大幅な増益を達成。これを踏まえ会社側は通期の業績予想について、売上高は従来の2250億円から2230億円(前期比0.2%増)に減額したが、営業利益を100億円から120億円(同66.9%増)に引き上げている。     ◆ ▽岡山製紙 <3892>  20年5月期上期(19年6-11月)および通期の単体業績予想を修正。上期は、売上高は従来の53億円から51億600万円(前年同期比2.0%減)に減額したが、営業利益を4億5000万円から7億1600万円(同35.6%増)に増額。通期は、売上高は102億円から100億円(前期比0.3%減)に減額したが、営業利益を7億8000万円から10億3000万円(同37.0%増)に引き上げている。「板紙事業」において段ボール製品の需要が悪天候などの影響で伸び悩んだが、原料古紙について、中国向け輸出が環境規制の影響で引き続き減少しており、国内の古紙流通量の増加による価格の下落が利益の押し上げに働く。     ◆ ▽中北製作所 <6496>  20年5月期上期(19年6-11月)および通期の単体業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の87億5000万円から92億6500万円(前年同期比8.7%減)に、営業利益を4億2000万円から5億8500万円(同17.6%減)にそれぞれ増額。通期は売上高を175億円から180億円(前期比5.7%減)に、営業利益を8億4000万円から10億500万円(同12.5%減)に引き上げている。売上高が想定を若干上回る中、利益面は舶用関連の環境規制に伴うバラスト水処理装置の取り付け工事関連の受注が押し上げに働く。     ◆ ▽ニトリホールディングス <9843>  20年2月期第3四半期累計(19年2月21日-11月20日)の連結業績は、売上高4814億9800万円(前年同期比7.3%増)、営業利益844億7200万円(同8.3%増)で、営業利益の通期予想1040億円(前期比3.2%増)に対する進ちょく率は81.2%。第4四半期(19年11月21日-20年2月20日)の営業利益予想は計算上195億2800万円(前年同期比14.1%減)と保守的な印象。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <30日の注目銘柄> =アダストリア、岡山製紙、中北製など
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2019-12-27 19:00