バブル期の象徴だった銀行株

 最も読まれた読まれた世界的有名投資家は誰だかご存知でしょうか?  ネットで検索したところ、ダイヤモンドザイ!がヒット!!其の中では、ジョン・テンプルトンが紹介されていました。  彼の投資法は、PER1桁で買い、PER30倍で売るというもの。1970年代にイトーヨーカドーをPER3倍程度で買い、大儲けしたのだとか?  1990年のバブル期の時価総額では、上位10銘柄のうち6銘柄が銀行株で、日本興業銀行時価総額13兆、富士銀行9兆5000億円、第一勧業銀行は8兆6000億円で31兆円の時価総額がありました。これが、今のみずほ銀行です。現在時点のみずほ銀行は5兆円くらいですので6分の1くらいですか?  そして、現在のみずほのPERは8倍。PER30倍で売れば、大儲けですね!(いまいち30倍で売るというのが理解できていませんが。)  今でこそ思えば、あの時の日本株はバブルだったなんて言われますが個人的な考えでは潰された印象がすごく大きい。裁定取引とストックローンによって。  ストックローンとは貸し株制度のことで、信託銀行や生保・損保など大量の株券を持っている機関投資家が金利をとって外国人に株を貸すという制度です。当時の日本株は、持ち合いを継続させていたので保有比率が55%近くありました。ですので、外国人投資家が日本株に入る隙間はなかったんですね。1991年から、ストックローンが普及し始め、ヘッジファンドなどが、生保などから株を借りて株式市場で売りまくり、下落したところで買い戻して利益を得たと。  さて、先週の株価は1100円程下落しましたが、これは2011年の3月以来。大震災に匹敵するほどの売り圧力だったわけですが、そんなに悲観することなのか?  500円の下落、上昇で外国人投資家の売買は5000億~6000億円規模とすると、1100円の下落だったため今週の外国人の売り越しは1兆2000億程度ではないか?と見ています。今年最大の売りとなれば、メディアが煽るんだろうな。だけど、外国人投資家の累計日本投資額は投資主体別売買動向のデータからは、70兆円を超えているので、これらが利益確定するまでは相場って終わらないのではないかと思う。(つまり、終わらない)  そこで、最初のジョン・テンプルトンの投資となるのですが彼の投資哲学は4~5年程度の保有。みずほが底打ちして現在3年目。来年~再来年は花咲いているのかもしれないなぁ~と、考えています。  4月11日日経新聞第5面。不良債権・中小企業向け3年ぶり減。(情報提供:株式会社アイリンクインベストメント)
最も読まれた読まれた世界的有名投資家は誰だかご存知でしょうか?ネットで検索したところ、ダイヤモンドザイ!がヒット!!其の中では、ジョン・テンプルトンが紹介されていました。
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2014-04-16 14:30