<14日の注目銘柄> =吉野家HD、エスプール、ローツェなど

▽吉野家ホールディングス <9861>
20年2月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2080億円から2150億円(前期比6.2%増)に、営業利益を10億円から36億円(前期は1億400万円)にそれぞれ引き上げている。創業120周年施策として販売した牛丼の新サイズ「超特盛」、「小盛」、希少なサーロインを使用した「特撰すきやき重」、「月見牛とじ御膳」などの商品施策や、6月に実施した「テイクアウト80円引き」などの販売施策も好評だったことに加え、消費増税が行われた10月以降も「牛丼・牛皿全品10%オフキャンペーン」や冬の定番「牛すき鍋膳」、「麻辣牛鍋膳」などの施策が好調に推移しており、10月以降の既存店売上高も前年を大きく上回って推移している。20年2月期第3四半期累計(19年3-11月)は、売上高1598億7600万円(前年同期比6.6%増)、営業損益28億9000万円の黒字(前年同期は5億6000万円の赤字)だった。
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▽エスプール <2471>
19年11月期の連結業績予想を上方修正、売上高を従来の170億6600万円から175億2200万円(前年同期比18.4%増)に、営業利益を12億6000万円から16億400万円(同63.2%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は概ね計画線だが、利益面は、障がい者の採用・教育が順調に進んだことで、相対的に利益率の高い設備販売を上積み前することができたことが主な要因。
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▽ローツェ <6323>
20年2月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の337億4700万円から363億6300万円(前期比15.9%増)に、営業利益を60億6700万円から76億6800万円(同31.9%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は、昨年後半より半導体メーカーによる設備投資および設備投資計画が積極的になったことで想定を上回る見込み。利益面は、増収効果およびベトナム生産子会社の新工場棟の稼働に伴う生産効率の改善が押し上げに働く。
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▽アドテック プラズマ テクノロジ <6668>
20年8月期上期(19年9月-20年2月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は予想売上高を従来の31億円から33億円(前年同期比4.2%減)に、営業利益を2億8000万円から4億8000万円(同2.0%減)にそれぞれ増額。通期は売上高を70億円から74億円(前期比22.2%増)に、営業利益を7億1000万円から10億5000万円(同84.5%増)に引き上げている。半導体・液晶関連事業における市場環境の変化を織り込んだ。売上高は、第2四半期(19年12月-20年2月)以降に受注回復を見込んでいたが、緩やかではあるが第1四半期(19年9-11月)より回復し、想定を上回る見込み。営業利益は、受注増による工場の操業度の上昇に伴う売上総利益率の上昇および、ミックスの改善が押し上げに働く。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<14日の注目銘柄> =吉野家HD、エスプール、ローツェなど
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2020-01-10 19:15