＜２９日の注目銘柄＞ ＝栄研化、医学生物、ＳＥＨ＆Ｉなど

▽栄研化学 <4549> 　２０年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３５９億円から３６８億円（前期比２．９％増）に、営業利益を３６億円から４３億５０００万円（前期比５．７減）にそれぞれ引き上げている。海外向け売上が便潜血検査用試薬、尿検査用試薬・装置を中心に好調に推移し、国内向けも堅調なことがその要因。２０年３月期第３四半期累計（１９年４－１２月）は、売上高２８０億２８００万円（前年同期比３．６％増）、営業利益４３億４９００万円（同１．７％増）で、営業利益は従来の通期予想にほぼ到達した。 　　◆ ▽医学生物学研究所 <4557> 　２０年３月期第３四半期累計（１９年４－１２月）の連結業績は、売上高６８億５１００万円（前年同期比１３．７％増）、営業利益１１億６６００万円（同３．６倍）。主力の免疫・血清学検査試薬が国内では自己免疫疾患検査試薬やがん関連試薬、中国では企業向けマテリアルの売上高が伸長し、第２の柱の遺伝子検査試薬も昨年度に発売した２製品が大きく増大する中、「試薬事業」が営業利益を１１億６２００万円（同３．７倍）に伸ばして全体をけん引。連結営業利益の通期予想１４億円（前期比２．９倍）に対する進ちょく率は８３．３％に達している。 　　◆ ▽ＳＥホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478> 　２０年３月期第３四半期累計（１９年４－１２月）の連結業績は、売上高４４億２１００万円（前年同期比１２．５％増）、営業利益４億４０００万円（同２２．５％増）で、営業利益は通期予想の４億円（前期比１．０％減）を超過。 　　◆ ▽ディーエムエス <9782> 　２０年３月期第３四半期累計（１９年４－１２月）の連結業績は、売上高２１１億８８００万円（前年同期比３．２％増）、営業利益１３億１０００万円（同２６．９％増）で、営業利益の通期予想１５億４７００万円（前期比１３．２％増）に対する進ちょく率は８４．７％。 　　◆ ▽阿波銀行 <8388> 　上限１１億円、４２万株（自己株式を除く発行済株式数の０．９８％）の自社株買いを実施すると発表。取得期間は２０年２月５日－２０年３月１３日を予定。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行、および株主への利益還元を図ることが目的。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）