<3日の注目銘柄> =トーカロ、化工機、Tホライゾンなど

▽トーカロ <3433>
20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の365億円から373億円(前期比5.7%減)に、営業利益を58億円から63億円(同18.6%減)にそれぞれ引き上げている。米中間の対立、中東リスク、中国における新型コロナウイルスの発生など国際情勢が不安定なため、先行き不透明感は拭えないが、半導体・FPD市場において市況改善の兆しも出てきている。20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)は売上高284億8600万円(前年同期比7.3%減)、営業利益51億8800万円(同22.3%減)だった。
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▽三菱化工機 <6331>
20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の435億円から440億円(前期比15.2%増)に、営業利益を15億円から19億円(同73.2%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は、エンジニアリング事業においてメンテナンス工事の受注が増加したことがその要因。利益面は原価率の改善、見積設計費を始めとする固定費の減少が押上げに働く。
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▽テクノホライゾン・ホールディングス <6629>
20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の215億円から240億円(前期比22.4%増)に、営業利益を12億円から16億円(同40.2%増)にそれぞれ引き上げている。光学事業の書画カメラや事業譲り受けた電子黒板が、想定以上に堅調に推移していることが主な要因。
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▽santec <6777>
20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の60億円から63億5000万円(前期比17.1%増)に、営業利益を7億8500万円から9億5000万円(同21.6%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は、光部品が北米市場における在庫調整の影響を受けている一方、 中国の製造現場向け光部品評価システムが想定を上回って推移していることがその要因。利益面は、増収効果に加え、ミックスの改善が押し上げに働く見込み。
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▽トリニティ工業 <6382>
20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の355億円から360億円(前期比1.8%増)に、営業利益を20億円から23億円(同20.5%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は、設備事業の塗装設備納入等の増加がその要因。利益面は、増収効果に加え、全社を挙げた原価低減活動および経費削減活動等が押し上げに働く見通し。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<3日の注目銘柄> =トーカロ、化工機、Tホライゾンなど
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2020-01-31 18:30