<12日の注目銘柄> =大幸薬品、兼松エンジ、MDVなど

▽大幸薬品 <4574>
20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の112億6000万円から136億円(前期比30.5%増)に、営業利益を22億円から30億円(同47.8%増)にそれぞれ引き上げている。「クレベリン」を展開する「感染管理事業」において、国内一般用製品、国内業務用製品、海外市場向けが好調に推移したいることが主な要因。20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)は、売上高100億9200万円(前年同期比40.4%増)、営業利益32億300万円(同68.8%増)と、大幅な増収・増益を達成している。
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▽兼松エンジニアリング <6402>
20年3月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の106億円から115億円(前期比8.4%増)に、営業利益を8億5800万円から9億5500万円(同10.7%増)にそれぞれ引き上げている。好調な受注環境のもと、納期の短い先行製作車が想定以上に寄与していることが主な要因。20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)は、売上高87億1000万円(前年同期比12.5%増)、営業利益7億9700万円(同34.0%増)だった。
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▽メディカル・データ・ビジョン <3902>
上限6億円、60万株(自己株式を除く発行済株式数の1.50%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は20年2月12日-20年9月30日を予定。資本効率の向上を通じた株主利益の向上、M&A等の機動的な資本政策の遂行、および取締役および従業員に対するインセンティブ・プランの活用による優秀な人材の確保を図ることが目的。20年12月期は連結売上高48億円(前期比19.2%増)、営業利益9億円(同11.2%増)を計画している。
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▽鈴木 <6785>
20年6月期上期(19年7-12月)の連結業績は、売上高140億2800万円(前年同期比2.0%増)、営業利益9億4200万円(同9.0%減)。主に「金型」において電子部品用金型の受注が低調に推移したことで売上高は5100万円の未達となったが、主に「部品」において電子部品の主力であるスマートフォン関連部品が堅調に推移したこと、加えて生産効率の向上に注力したことで営業利益は計画を2億7600万円超過した。これを踏まえ会社側は通期予想について、予想売上高は従来の286億6800万円から286億500万円(前期比7.7%増)に減額したが、営業利益を13億4000万円から15億9700万円(同6.8%減)に引き上げている。
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▽イーレックス <9517>
20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)の連結業績は、売上高647億6200万円(前年同期比37.6%増)、営業利益72億1000万円(同2.5倍)で、営業利益の通期予想77億2000万円(前期比64.2%増)に対する進ちょく率は93.4%。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<12日の注目銘柄> =大幸薬品、兼松エンジ、MDVなど
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2020-02-10 18:15