【香港IPO】新規上場4銘柄の初値はまちまち、偉源の初値は公募価格を46%上回る

 香港証券取引所メインボードに12日、4銘柄が新規上場した。  偉源(01343)は、公募価格0.48香港ドルに対し、初値は0.7香港ドルと公募価格を46%上回ったが、その直後に0.53香港ドルの安値を付けて0.72香港ドルの高値に切り返すなど荒い値動きになった。  同社はシンガポールの土木公益工事の請負業者。28年以上にわたって、電力ケーブルの設置と道路の復旧工事に従事してきた。  常達(01433)は、公募価格0.25香港ドルに対し、初値は0.161香港ドルと公募価格を35%割り込んだが、その後、0.174香港ドルに切り返している。  同社は、中国でアパレルラベル、および、トリム製品製造市場で5位。売り上げの70%以上がハングタグと織物の販売で得られている。  深藍科技(01950)は、公募価格0.52香港ドルに対し、初値は0.50香港ドルとやや公募価格を下回った。  同社は、主にコーティング剤と合成樹脂の研究開発、製造、販売を行う合成皮革化学メーカー。中国の合成皮革コーティング剤市場では第4位で、市場シェアは約1.9%(2018年)。  稀美資源(09936)は、公募価格2.23香港ドルに対し、初値は2.0香港ドルと公募価格を10%下回った。  同社は、中国でタンタルおよびニオブをベースとする冶金製品の生産者です。タンタルおよびニオブをベースとする冶金製品は、特殊合金、化学、電子セラミックス、航空、航空宇宙、ハイエンドエレクトロニクス、防衛、硬質合金など、ハイテク産業で使用される多くの製品に不可欠。同社の主力製品は五酸化タンタルと五酸化ニオブ。(イメージ写真提供:123RF)
香港証券取引所メインボードに12日、4銘柄が新規上場した。(イメージ写真提供:123RF)
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2020-03-12 10:45