「すっぴんが嫌い」の日本人女性は約7割・・・日本企業の調査結果に、「毎日すっぴんです」の声=中国版ツイッター

 日本の化粧品関連企業が行ったアンケート調査によると、日本人男性の約9割が彼女や妻のすっぴんが好きと回答する一方、約7割の女性は自分のすっぴんが嫌いと答え、約8割の女性はすっぴんに自信がないと回答したという。  同アンケート調査結果が中国のネット上で大きな注目を集め、簡易投稿サイト・微博やメディアが調査結果を伝えた。中国人ネットユーザーの注目を集めた理由は、日本人と中国人の化粧をめぐる考え方、習慣の違いが根底にあるためと考えられる。  中国のネットユーザーからの反応を抜粋してみると、「私はずっとすっぴんなんですが」、「毎日すっぴんです」などの回答が非常に多かった。中国では日本のように毎日化粧をする習慣のない女性が多いことがよく分かる。    男性ユーザーからも「厚化粧とかものすごく気持ちが悪い」、「男はみんなすっぴんが好き」などのコメントがあり、中国では男女を問わずすっぴんが肯定的に受け止められているようだ。  日本では“女性が化粧をすることは『マナー』のうち”とする風潮もあるが、中国人ネットユーザーによれば「化粧をしないで外出することがマナー違反なんて本当におかしいと思う。重要な場面では化粧は必要だろうが、普段から誰が鬼のような面で出かけるんだよ」と、日常の生活において化粧は必要ないという意見が多く見られた。  ほかにも「すっぴんが重要なのではなく、顔の表情こそが重要だ。自信、善良さ、微笑、誠実さなどは化粧で描けるものではない」と、内面の美しさこそ大切との主張もあった。  日本貿易振興機構(JETRO)が行った中国化粧品市場調査報告書(2012年3月)によれば、中国では化粧品市場が急速に成長を続けているが、その牽引役はスキンケア化粧品だという。欧米の化粧品市場ではスキンケア化粧品よりもメークアップ化粧品のほうが売上シェアは高いとされている一方、中国ではスキンケア化粧品の売上シェアは5割を超え、メークアップ化粧品を大きく上回っている。  JETROの報告書を裏付けるように、微博で見られた反応は「すっぴんであること」を評価する声や、「過剰なメークを良しとしない」意見であり、日本と中国では化粧をめぐる考え方や習慣が大きく異なることが見て取れた。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)
日本の化粧品関連企業が行ったアンケート調査によると、日本人男性の約9割が彼女や妻のすっぴんが好きと回答する一方、約7割の女性は自分のすっぴんが嫌いと答え、約8割の女性はすっぴんに自信がないと回答したという。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-04-17 12:45