<9日の注目銘柄> =ウエルシアH、トランスG、ヤマザワなど

▽ウエルシアホールディングス <3141>
20年2月期の連結業績は、売上高8682億8000万円(前期比11.4%増)、営業利益378億100万円(同30.1%増)。「食品」が売上高1919億2700万円(同11.0%増)、「化粧品」が売上高1498億9700万円(同10.0%増)、「医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品」が売上高1776億3700万円(同8.5%増)と順調に推移する中、採算の良い「調剤」が売上高を1554億5200万円(同19.8%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を48億100万円超過した。続く21年2月期は売上高9350億円(前期比7.7%増)、営業利益388億円(同2.6%増)を計画している。
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▽トランスジェニック <2342>
同社は、国立大学法人熊本大学および国立大学法人群馬大学と、「炎症可視化マウス作製とその応用」に関して14年7月31日に共同で国際特許出願していたが、今般、欧州特許庁から特許査定を受けたと発表した。これは、自己免疫疾患、がん、動脈硬化、肥満、アルツハイマー病、老化などの様々な疾患に関連することが明らかになってきている炎症マーカーとして注目されるIL-1βの産生を可視化し、生体レベルでの炎症反応を捉えることを可能にする炎症可視化マウス。炎症反応を起因とする様々な疾患の病態機序の解明や治療法の開発研究に貢献することが期待されており、既に日本における特許は成立している。
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▽ヤマザワ <9993>
20年2月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1100億円から1097億900万円(前期比0.9%減)に減額したが、営業利益を1億円から6億2700万円(同2.9倍)に引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマスク・除菌関連商品や、学校休校による食料品等の需要増に加え、安定して温暖な気候が続いたことによる相場安を要因とした売上総利益の増加、販管費の抑制などが営業利益の押し上げに働いた。一方、純損益については、固定資産の減損損失6億4400万円を特別損失に計上するとして、6000万円の黒字から2億2000万円の赤字(前期は2億4500万円の赤字)に修正している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<9日の注目銘柄> =ウエルシアH、トランスG、ヤマザワなど
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2020-04-08 17:30