<20日の注目銘柄>=クボタ、共英製鋼、KOAなど

▽クボタ <6326>  上限200億円、2000万株(自己株式を除く発行済株式数の1.7%)の自社株買いを実施すると発表。取得期間は20年4月20日-12月14日を予定。株主還元策として、1株あたりの価値を向上させることが目的。   ◆ ▽共英製鋼 <5440>  20年3月期の連結業績予想について、売上高は従来の2400億円(前期比0.9%減)で据え置いたが、主原料の鉄スクラップ価格が想定を下回る中、製品価格の維持、製造コストの削減に努めたことが奏功したとして、営業利益を185億円から190億円(同2.1倍)に増額。さらに、カナダの電炉メーカーの全株式の取得完了により、負ののれん発生益約50億円を特別利益に計上するとして、純利益を80億円から125億円(同92.2%増)に引き上げている。   ◆ ▽KOA <6999>  20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の495億5000万円から500億2000万円(前期比10.5%減)に、営業利益を10億9000万円から14億6500万円(同74.2%減)にそれぞれ引き上げている。売上高は、コロナウイルスの感染拡大により中国(既に稼働を再開)とマレーシアの生産拠点の休業等の影響が発生しつつあるが、日本、欧州、アジア地域における販売が好調だったこと、USドル為替レートが想定より円安で推移したことがその要因。利益面は売上高の増額とコストの抑制が押し上げに働く。   ◆ ▽日本精線 <5659>  20年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の350億円(前期比9.7%減)で据え置いたが、営業利益を18億円から19億5000万円(同45.1%減)に引き上げている。売上高は、ステンレス鋼線部門は計画を下回ったが、 在庫調整局面だった半導体市場が拡大に転じたことで超精密ガスフィルター「ナスクリーン」が計画を超過し、全体として想定線。利益面は、「ナスクリーン」が高採算であること、およびコスト削減活動の徹底が押し上げに働く。   ◆ ▽リテールP <8167>  20年4月24日付けで、東証2部から東証1部銘柄に指定されることになったと発表。   ◆ ▽セントラル総合開発 <3238>  20年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の240億円から241億円(前期比18.8%減)に、営業利益を13億5000万円から16億7000万円(同26.4%増)にそれぞれ引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、利益面は分譲マンション販売の経費等の抑制が押し上げに働く。   ◆ ▽レック <7874>  17日の終値1153円で、20日午前8時45分の東証自己株式立会外取引において上限145万株(自己株式を除く発行済株式数の4.0%)の自己株式の買付委託を行うと発表。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行および資本効率の向上が目的。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <20日の注目銘柄>=クボタ、共英製鋼、KOAなど
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2020-04-17 18:00