ケンコーマヨネーズは市場演出型戦略でグローバル展開に期待
ケンコーマヨネーズ <2915> は、「サラダ料理」という新しいサラダの領域の確立、「市場演出型企業」としての存在感アップ、グローバル企業への成長を目指すことを柱として、2012年4月から『中期経営計画Ⅳ(フォース)2012-2014』をスタートさせている。株価は高値圏で堅調。
足元の業績、4月4日に前2014年3月期業績予想の修正を発表している。『中期経営計画Ⅳ(フォース)2012-2014』における分野別・業態別チームの取り組みが着実に成果をあげたことにより、売上高は従来予想の555億円から570億円(前の期比4.5%増)に増額したものの、夏場の記録的な猛暑により鶏卵相場は近年にない高騰が続き想定以上に原料コストが上昇したことが響いたため、営業利益は同27億2000万円から23億円(同17.2%減)、経常利益は同25億8000万円から21億5000万円(同16.5%減)、純利益は同14億2000万円から11億4000万円(同19.1%減)と減額したが、年間配当予想21円は据え置いている。また、株主優待制度を
実施し、毎年3月末日現在1単元(100株)以上10単元(1,000株)未満保有の株主に対し、1,000円相当の商品。10単元(1,000株)以上の株主に対し、商品2,500円相当の商品を贈呈している。
株価は、1月21日につけた上場来の高値950円から4月11日に年初来の安値853円と約100円幅調整。850円割れの下値圏に届き値ごろ感からの買いが見られている。同社がグローバル企業への展開を推進していることが注目される。原料調達から生産、販売に至るまで国内だけにとらわれず、海外を視野に入れ、輸出の拡大や海外原材料の可能性も追求。サラダ料理及びソース類についても海外へ目を向け、ケンコーサラダワールドを展開しているが、中でも中国市場の拡大やインドネシアでの事業展開の進展に対する期待感がある。今15年3月期は鶏卵高が一巡すれば増益に転じると観測されている。前期予想PER10倍台・PBR0.78倍と割安感があり、配当利回り2.3%と利回り妙味がソコソコあり底堅い動きになると予想される。中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)は、「サラダ料理」という新しいサラダの領域の確立、「市場演出型企業」としての存在感アップ、グローバル企業への成長を目指すことを柱として、2012年4月から『中期経営計画Ⅳ(フォース)2012-2014』をスタートさせている。
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2014-04-18 07:30