<12日の注目銘柄>=サムコ、神戸物産、ラクーンHDなど

▽サムコ <6387>  20年7月期の単体業績予想を修正。売上高は従来の62億円から59億円(前期比19.5%増)に減額したが、営業利益を7億5000万円から8億6000万円(同2.6倍)に引き上げている。売上高は若干の未達だが、引き続き工場の安定稼働による生産性向上や経費の増加抑制努力、各種経費が想定より低めに推移していることなどが利益の押し上げに働く見通し。      ◆ ▽神戸物産 <3038>  20年10月期上期(19年11月-20年4月)の連結業績は、売上高1760億6900万円(前年同期比21.8%増)、営業利益123億9300万円(同32.9%増)。主力の「業務スーパー」が、新型コロナウイルス感染症拡大防止による内食需要の高まりを追い風に、営業利益を133億円(同34.0%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益の通期予想203億円(前期比5.5%増)に対する進ちょく率は61.0%となっている。      ◆ ▽ラクーンHD <3031>  20年4月期の連結業績は、売上高34億7700万円(前期比16.7%増)、営業利益7億600万円(同28.7%増)。「フィナンシャル事業」の営業利益が1億8800万円(同31.3%増)に増大する中、マスクと除菌グッズの貢献で主力の「EC事業」が営業利益を8億5900万円(同20.2%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を3600万円上回った。続く21年4月期は、売上高39億円(前期比12.1%増)、営業利益8億1000万円-9億(同15.5%増-同26.1%増)を見込んでいる。      ◆ ▽川本産業 <3604>  未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高270億円(前期比7.6%増)、営業利益4億円(同72.4%増)とした。同社の医療機器等製造事業では医療機関や介護施設向けに、医療・育児用品等卸売事業においては通販企業向けに感染管理製品の売上が増加しており、同社の中国子会社では1月下旬より24時間体制でマスクの生産を行い、現在はガーゼなどの衛生材料製品も含め、引き続き24時間体制で生産を行っている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <12日の注目銘柄>=サムコ、神戸物産、ラクーンHDなど
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2020-06-11 19:30