東洋ドライは2Q営業益増益を見直し安値から下げ過ぎ訂正買いで急反発

  東洋ドライルーブ <4976> (JQS)は、5日ぶりに商いが成立し、4月11日の終値に対して34円高の1555円と急反発して始まり、同日ザラ場につけた年初来安値1505円から底上げをしている。今年2月7日に開示した今6月期第2四半期(2Q)累計業績で、経常利益、純利益は減益転換したものの、売り上げが期初予想を上ぶれ、営業利益が2ケタ増益と増益転換して着地したことを見直し、超割安の自動車関連株として下げ過ぎ訂正買いが再燃している。 ■2Q売り上げは期初予想を上ぶれ連続の2ケタ増収   2Q累計業績は、前年同期比12%増収、19%営業増益、12%経常減益、8%純益減益と増減マチマチで着地した。同社主力のドライ・コーティング加工製品が、自動車機器向けに新車投入効果や海外市場の復調、4月の消費税増税前の駆け込み需要などを背景にして前年同期比18.3%増と好調に続伸し、デジカメなどの光学機器向けも同社のタイ子会社の受注が増加して10.2%増と伸び、売り上げは期初を1億円強上回った。ただ経常利益、純利益は、為替差益の計上額が、前年同期より減少したことで減益転換した。   6月通期業績は期初予想に変更はなく、売り上げ50億500万円(前期比5%増)、営業利益4億1500万円(同14%増)、経常利益4億6000万円(同17%減)、純利益2億8900万円(同9%減)と連続増収・営業増益、経常・純益減益転換を見込んでいる。経常利益・純利益は、2Q累計業績と同様に為替差益の減少と消費税増税後の駆け込み需要の反動減などから慎重に予想しているもので、今期配当は、年間30円(前期実績30円)の高水準継続を予定している。 ■PERは7倍台、PBRは0.3倍と超割安放置   株価は、今期第1四半期決算の発表では1500円台を固め、2Q累計業績の発表では年初来高値1735円に顔合わせして1600円台を固めるなど下値を切り上げ、全般相場調整とともに下値を再確認、値付きも薄くなっていた。ただPERは7倍台、PBRは0.3倍と超割安に放置されており、バリュー評価で一段の底上げにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東洋ドライルーブ<4976>(JQS)は、5日ぶりに商いが成立し、4月11日の終値に対して34円高の1555円と急反発して始まり、同日ザラ場につけた年初来安値1505円から底上げをしている。
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2014-04-18 10:15