<7日の注目銘柄>=ディスコ、アオキスーパ、コックスなど

▽ディスコ <6146>
21年3月期第1四半期(20年4-6月)の個別出荷額は418億7500万円(前年同期比49.9%増、前四半期比31.0%増)。精密加工装置は、5G(第5世代移動通信システム)関連市場の拡大を背景とした半導体量産用途においてアジア地域を中心にダイサ、グラインダともに非常に高い水準で出荷が継続。消耗品の精密加工ツールは、顧客の高い設備稼働率に加え、新型コロナウイルスなどの影響で顧客による在庫積み増しの動きも顕在化し、四半期として過去最高を記録した。
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▽アオキスーパー <9977>
21年2月期第1四半期(20年3-5月)の単体業績は、営業収益283億8600万円(前年同期比9.0%増)、営業利益12億6400万円(同3.8倍)。同社は新型コロナウイルス感染症等による影響を合理的に算定することが困難として通期の業績予想を未定としているが、営業利益は前期実績の14億6600万円(前々期比11.8%減)に接近している。小中学校等の休校や緊急事態宣言発令下での外出自粛の要請に伴う外食機会の減少、テレワークの増加、旅行機会の減少などによる在宅時間の増加を受けた内食需要の高まりにより、営業収益は大幅に増加。また、同感染症への対策費用は増加したが、店内の混雑緩和の観点から緊急事態宣言発令期間中に広告の配布・配信を自粛したこともあり、営業利益は大幅に増大した。
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▽コックス <9876>
21年2月期6月度の売上高(速報)は、既存店が前年同月比6.4%減で、全店は同25.9%増と、それぞれ前月度の同57.2%減、同42.8%減から大きく勢いを取り戻している。緊急事態宣言の解除を受け、月初から全店での営業を再開。前月から継続して「生活応援セール」を実施し、「夏のセール」も例年より前倒しでスタートさせる中、EC(電子商取引)ではコックス公式オンラインストアで継続して販売した「ぴたマスク」が好調に推移した。
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▽ベルク <9974>
21年2月期第1四半期(20年3-5月)の連結業績は、営業収益706億6800万円(前年同期比23.1%増)、営業利益42億7700万円(同2.1倍)。政府の緊急事態宣言発令に伴う顧客のまとめ買い特需等により、営業収益は大幅に増加。営業利益の通期予想112億6600万円(前期比7.7%増)に対する進ちょく率は38.0%となっている。
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▽ブックオフグループホールディングス <9278>
21年3月期6月度の国内直営店売上高(速報)は、既存店が前年同月比3.3%増で、全店は同4.1%増と、それぞれ前月度の同31.6%減、同30.8%減から大きく勢いを取り戻している。緊急事態宣言の解除で当月における直営店がほぼ通常営業となる中、ロードサイド型店舗を中心に書籍の売上高が大きく伸長。スポーツ・アウトドア用品、トレーディングカード・ホビーなども増収となった。
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▽川崎地質 <4673>
20年11月期上期(19年12月-20年5月)の単体業績予想について、売上高は従来の42億円から41億3400万円(前年同期比3.8%増)に減額したが、営業利益を1億3000万円から1億9100万円(同14.4%増)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<7日の注目銘柄>=ディスコ、アオキスーパ、コックスなど
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2020-07-06 18:00