シティ証がＯＳＧの目標株価を引き下げ、「買い」は継続

　ＯＳＧ <6136> に対して、１７日付でシティグループ証券がリポートを発行、目標株価を引き下げている。 　同社の今１１月期の第１四半期営業利益が３３億円となり、市場予想を下回った要因について、同リポートでは北米で発生した在庫評価損と、為替変動に伴う未実現利益による収益押し下げを挙げている。ただし、これらについては「一時的な影響」と分析しており、４．９％と低水準に終わった北米の地域営業利益率は「今後また２ケタ台に戻るだろう」と見通している。 　同リポートでは１Ｑの業績低迷により、今期の営業利益予想を１６８億円から１６３憶円に減額。目標株価についても、従来予想の２３００円から１９２０円に引き下げた。 　ただし、自動車生産の好調に加え、円安効果もありタップの売上高が高水準で推移、消費増税の影響も限定的な点や、航空機向けの売上が順調に拡大していること、工具全般の需要も堅調と見通していることもあり、「今期に最高益更新との見方は変わらない」として、投資評価は「1（買い）」を継続している。 　ＯＳＧの１８日の株価は、午後０時３０分に６４円高の１７００円まで上昇している。（編集担当：片岡利文）